福山雅治福のラジオ

『福山雅治福のラジオ』は、TOKYO FM制作でJFN系列38局ネットで放送されているラジオ番組です。2015年12月5日にスタートし、毎週土曜日の14時台に放送されています。

この番組の前身は、1996年4月7日から2015年11月29日まで放送されていた『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』です。こちらは、スズキの一社提供でJFN系列37局ネットで、毎週日曜日の16時台に放送されていました。番組タイトルにある「F.M.」は、FMラジオと福山雅治のイニシャルをかけています。

『Talking F.M.』は2015年7月19日に放送1000回を達成しました。

番組概要

『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』は、2年間放送された『Original Love SUZUKI SONG FOR LOVERS』の後番組として、1996年4月7日に放送を開始しました。スズキ一社提供のJFN系列日曜16時台の番組としては、『大江千里のSUZUKI STATIONKIDS』から数えて3代目にあたります。

番組は、リスナーからのメッセージを紹介するコーナーや、福山自身の楽曲で構成されています。また、時にはゲストが登場することもありました。

2002年9月までは、日曜午後の放送レーベル『TOKYO FM LOVE STATION』に内包されていました。

2015年11月22日の放送で、同年12月5日から放送時間が土曜14時台へ移動し、番組タイトルが『福山雅治福のラジオ』に変更になることが発表されました。これにより、19年8ヶ月間放送されてきた日曜16時台の『Talking F.M.』は終了しました。一方で、長年日曜16時台に自社制作番組を放送していた三重エフエム放送でも、土曜14時台への移動に伴い、番組タイトル変更後の『福山雅治福のラジオ』が開始されることになりました。

枠移動後の初回放送では、都内某所から生放送が行われました。新しい番組タイトル『福山雅治福のラジオ』が発表されたほか、公式ホームページと公式Twitterも同時にオープンしました。

主なコーナー

番組には、様々なコーナーがあります。「ふつおたReading」と「ひとこと本音」以外は週によって異なり、毎回違う内容が楽しめます。福山が連続ドラマや映画に出演している際には、その感想を紹介したり、収録の裏話などを披露するコーナーが設けられることもあります。

ふつおた Reading: リスナーからの普通のお便りを紹介するコーナーです。夏休み期間中には、子供の投稿を紹介する「ふつおたKIDS」が放送されることもあります。
主婦・雅子のTalking F.M.：福山が演じる「男心がわかる主婦」雅子が、女性リスナーの悩みに答える人気コーナー。雅子になりきっている間は、福山自身の意見を述べる際に「雅治さんは…」と話すのが特徴。福山いわく、「雅子のイメージは黒木瞳」「Cカップ」「永遠の37歳」。2008年からはテーマが細分化され、「雅子アンチエイジング」「雅子アンダーウェア」など、ユニークな悩みに答えていた。2012年に「ホテル福山」が開始して以来、人気を奪われ終了。
スター☆雅秋の相談室：福山が演じる福山雅秋が、妻が福山雅治を愛しすぎて困っているという夫の悩みに答えるコーナー。雅秋自身は何も解決できないため、聞くだけのコーナーとなる。
マサコーポ〜ほろり一人ぼっち…〜:「主婦雅子」から派生したコーナーで、一人暮らしの女性の悩みに雅子が答える。
どぎゃんもこぎゃんもホットライム:リスナーの記憶に残る「アツい一言」を紹介し、「グラフガールズ」が判定するコーナー。恋愛関連から部活動のエピソードまで、幅広い内容が取り上げられる。
5時まで討論会：
旦那達のバラッド〜今一度妻を口説こう〜: 夫から妻への愛と感謝のメッセージを紹介するコーナー。九州男児は正面を切って愛の告白をすると逮捕されるという福山のジョークも飛び出す。父の日などの直前には、妻から夫へのメッセージを紹介することも。
大恋愛恋のビッグバン: リスナーから寄せられたドラマのような恋愛エピソードを紹介するコーナー。以前は「大秘密恋のスイスバンク」などの派生コーナーもあった。
福山出戻り物語→福山警察24時→ホテル福山～第三京浜港北インター降りてすぐ→Hotel de 福山: いったん福山ファンを「卒業」してしまったリスナーが、再び福山の元に戻ってきたエピソードを紹介するコーナー。予想以上の反響に福山は心を痛めた。テーマ曲は島津ゆたか『ホテル』。
Hotel de 福山 ANNEX 妄想の間:「Hotel de 福山」から派生したコーナーで、リスナーと福山の妄想告白を紹介する。
だから福のラジオにメールしました: 誰に相談していいかわからない、気持ちのやり場に困ったメールを受け付けるコーナー。メールは「だから福のラジオにメールしました」で締めるのがお約束。
ましゃ百景〜毎日が福山記念日〜: リスナーの人生と福山の曲が交差した日のエピソードを紹介する。
新曲一問一答: 福山の新曲をFMで初オンエアする際に行われるコーナー。曲のタイトル、参加メンバー、使用楽器、カラオケの際の注意点などが紹介される。
ひとこと本音: エンディング時に福山がその日の感想やリスナーへのメッセージを語るコーナー。

この他にも、様々なコーナーが放送されています。

あだ名

番組中、福山や今浪に様々なあだ名が付けられることがありますが、翌週以降使われることはほとんどありません。

例:

福山：ギター☆タロー、カルボナーラ福山
今浪：ゴルゴンゾーラ

ネット局

全国38局ネット（2015年12月から）。

過去のネット局

KBS滋賀・KBS京都（放送開始 - 1996年11月24日放送分）
山陽放送（放送開始 - 1999年3月28日放送分）

備考

番組の第1回放送で最初にOAされた楽曲は、福山自身の曲「HELLO」でした。現在でも年度最初の放送で最初のOA曲として流されることが多いです。
三重エフエム放送は、『Talking F.M.』時代はJFN系列で唯一ネットしていませんでした。しかし、2015年12月の放送時間変更に伴い、同局でもネットが開始されました。
静岡エフエム放送では、番組の放送日となる日曜の午前中と13時前、及び番組開始前にも20秒の番宣スポットを流しています。
2001年4月1日放送分から、時報後にネットワークジングルが流れるようになりました。
2003年4月の関東地区での聴取率調査では1.5%と高い数字を記録しました。
2006年1月1日の放送では、『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』のスタッフがゲストとして登場しました。
2006年4月分の放送では、スズキの軽自動車が当たる懸賞が行われました。
福山は、スズキの新型車「SX4」のCMに出演することになり、同社の会長に挨拶に行きましたが、会長はこの番組のことを知らなかったというエピソードがあります。
現在、福山が担当しているラジオ番組の中で、最も長く続いている番組です。
自身のライブ期間中で、開催日と放送日が一致する際には、会場で番組が流され、福山本人が観客に呼びかけるのが恒例となっています。
2000年夏には、雑誌『an・an』の企画で中山美穂との公開録音が行われました。
2007年10月には、フジテレビアナウンサーの軽部真一がゲスト出演しました。
2011年3月13日は、東日本大震災の報道特別番組により休止となりました。翌週の放送では生放送が行われました。
2012年3月28日に放送されたNHK総合の番組『SONGS』で、この番組の収録の様子が放送されました。
ネットラジオでは、当初LISMO WAVEのみの配信でしたが、2017年3月4日放送分からはradikoプレミアムでも聴取できるようになりました。
2015年9月10日には、40代、50代以上のリスナー限定で公開録音が実施されました。
放送日が東日本大震災の発生日である3月11日や、長崎原爆の日である8月9日に近い場合には、福山自身がこれらの事柄に言及することが恒例となっています。
2023年3月11日の放送では、エンディングで東日本大震災の復興状況を語り、ライブ音源を流しました。

外部リンク

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