三重エフエム放送株式会社について
三重エフエム放送株式
会社(
通称FM三重)は、
三重県を
放送対象地域とするFMラジオ局で、
1985年6月に開局しました。
愛称は「radio3」で、これまで地域に密着した番組を展開し、地元リスナーに親しまれてきました。コールサインはJONU-FMで、JFN系列局としての位置づけもされています。
本社は
三重県津市に位置し、東京支社も構えています。FM三重の開局は実に25年ぶりの地域ラジオ局の再開で、かつての
東海ラジオ放送に続く形で登場しました。当局は、
中日新聞の系列に属しており、主要な株主には
北海道新聞社が名を連ねています。
開局当初から数年間、FM愛知との違いを顕著にするため、独自番組を積極的に導入しました。その中で、
愛知県の55%も受信可能な好条件を持ちながら、岐阜や和歌山、
静岡県の一部地域でも受信が可能です。特に
長野県飯田市周辺では多くのリスナーを抱えています。
受信エリアと放送内容
FM三重は、
三重県全域だけでなく、愛知、岐阜、滋賀、奈良、和歌山の一部地域でも受信可能なため、広範囲にわたるリスナーに情報を提供しています。放送は24時間体制で行われており、日曜日深夜の休止時間を除いて、常に音声が流れています。特に県内の情報を取り入れた番組作りが特徴で、リスナーのニーズに応じたコンテンツを提供し続けています。
現在の主な番組
2024年4月時点では、平日朝の「Pick Up On Mie~Pomie!」や、週末に放送される音楽番組など、多彩な自社制作番組が放送されています。これらの番組では、清田のぞみ氏や代田和也氏など、個性豊かなパーソナリティがリスナーとのコミュニケーションを大切にしながら進行しています。
FM三重は、特に地元の情報やニュースを積極的に取り扱い、県民にとって身近な存在であり続けることを目指しています。また、2023年からは三重テレビとのサイマル放送を開始し、ラジオとテレビという異なるメディアの融合も試みています。これは、県民の情報ニーズに応える新たな取り組みとして注目されています。
歴史と沿革
開局以来、様々な歴史を刻んできたFM三重は、
1996年には
文字多重放送のサービスを開始、
2005年には「レディオキューブ」という新しいステーションネームを制定しました。さらに、2011年からはradikoでの試験放送も開始し、全国的なネットワークの中でも着実に地位を築いてきました。これらの進展の中で、地域の声を大切にし、地域色豊かな放送に努めています。
まとめ
三重エフエム放送株式
会社は、地域に根差したFM局として、リスナーとの関係を深め、常に新しい試みに挑戦し続けています。これからも、地元の文化や情報を広く伝え、皆さまに愛される放送局であり続けることを目指しています。