福岡大学筑紫病院

福岡大学筑紫病院の概要

福岡大学筑紫病院は、福岡県筑紫野市に位置する、福岡大学が運営している大学病院です。この病院は、1985年に福岡大学の第二病院として開設されて以来、地域医療の重要な拠点として多くの患者を受け入れてきました。

沿革

病院の歴史を振り返ると、1985年に内科、消化器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、放射線科、麻酔科を備えた形でスタートしました。その後、徐々に診療科を増やし、1990年には泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科の診療を開始しました。また、1991年には内科消化器科を内科と消化器科に分け、さらなる専門化が進みました。

1994年には内科が循環器科と内分泌・代謝・呼吸器科に分かれ、1996年にはリウマチ科が追加されました。以降も、循環器科や消化器科を新たに標榜し、2003年からは病院群輪番制に参加するなど、地域医療支援を強化しています。2011年には内分泌・糖尿病内科や呼吸器内科も追加し、専門的な診療体制を整えています。

2012年には炎症性腸疾患（IBD）センターを設立し、2013年には九州国際重粒子線がん治療センターとの連携を強化し、新病院の開院に至りました。2016年には、IBDセンターや脳卒中センター、緩和ケアセンターも設置し、より多様な医療サービスを提供しています。

診療科と施設

福岡大学筑紫病院は、一部感染症病床を含む310床を有し、21の専門診療科を設けています。これには、内科、循環器内科、内分泌・糖尿病内科、呼吸器内科、消化器内科、小児科、外科、整形外科、リウマチ科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、救急科、麻酔科、リハビリテーション科、病理診断科が含まれます。

これらの科は、一般的な医療サービスだけでなく、子どもや特殊な疾患を抱える患者に対する専門的な治療も行っています。

医療機関の指定

この病院は、さまざまな医療機関としての指定を受けており、例として小児慢性特定疾患治療、結核治療指定、障害者自立支援法に基づく医療機関、地域がん診療病院などが挙げられます。地域医療支援病院としても認定されており、地域の医療ニーズに応えるための取り組みを続けています。

アクセス

福岡大学筑紫病院へのアクセスは非常に便利で、西鉄大牟田線の朝倉街道駅またはJR九州鹿児島本線の天拝山駅から徒歩約3分の距離にあります。これにより、地域の患者が通院しやすい環境が整っています。

結論

福岡大学筑紫病院は、長年にわたり地域医療を支えてきた大学病院であり、専門的な治療と地域貢献を両立させています。医療の質を向上させるため、常に教育や研究にも力を入れており、地域住民に信頼される医療機関として今後も発展していくことが期待されます。

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