福岡大学附属若葉高等学校

福岡大学附属若葉高等学校の概要

福岡大学附属若葉高等学校は、福岡県福岡市中央区にある私立の高等学校で、通称は「若葉」または「福大若葉」として知られています。この学校の歴史は1907年に設立された「私立九州高等女学校」にさかのぼります。1948年の学制改革を経て「九州女子高等学校」となり、その後、1980年には短期大学との法人分割を迎えました。

2010年には、福岡大学が設置した現法人に統合され、「福岡大学附属若葉高等学校」という名称で再スタートを切りました。この統合により、福岡大学との連携を強化し、より広範な教育機会を学生に提供しています。2012年には創立105周年を迎えました。

課程とコース

全日制課程では、普通科を基盤にした複数の選択肢が用意されています。その中には、高大一貫コース、特別進学コース、そしてグローバルコースが含まれ、特にグローバルコースではイギリスでの3ヶ月間の留学を通じて、国際的な視点を持つ人材の育成を目指しています。

校訓と校章

本校の校訓は「強く・正しく・優しく」で、教育理念が反映されています。校章は西公園の桜の花弁と校名の若葉をデザインし、英語名「Wakaba High School」が表記されているデザインになっています。スクールカラーには、臙脂色が選ばれています。

校舎と施設

校舎には体育館、図書館、食堂などが備わっており、体育館は室内プールやダンスフロア、トレーニング室も完備しています。図書館は独立した建物で、閲覧室を含む多機能な空間を提供しており、食堂も学生に人気を集めています。また、「開成寮」という名称の寄宿舎も併設されています。

学校行事

福岡大学附属若葉高等学校は3学期制を採用しており、各学期には多くの行事が予定されています。4月の入学式や体育祭、文化祭に加え、福岡大学との連携による模擬講義やオープンキャンパスなど多彩な体験が提供されます。特に海外研修や修学旅行など、生徒の視野を広げるプログラムが充実しています。

部活動

運動部や文化部ともに活気があり、陸上部、バスケットボール部、ダンス部など多彩な運動部と、吹奏楽部や茶道部、美術部などの文化部が活動しています。これらの部活動を通じて、体育や芸術の分野でも優れた成績を収めています。

著名な出身者

九州高等女学校や九州女子高等学校の時代を含め、多くの著名な出身者が輩出されています。直木賞作家の小山いと子をはじめ、数々のスポーツ選手や芸能人が若葉高等学校の名士となっています。特に、ソフトボール選手の上野由岐子さんなど、多くの卒業生が各界で活躍しています。

交通アクセス

学校へのアクセスは、福岡市地下鉄の「大濠公園駅」や「唐人町駅」から利用でき、バス停も近隣に配置されており、多くの学生が通いやすい環境です。周辺には西公園や複数の教育機関が点在しており、学びやすい環境が整っています。

設立以来、福岡大学附属若葉高等学校は長い歴史を持ち、時代に応じた教育を進めつつ、学生の成長を支援してきました。今後も更なる発展が期待されています。

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