福岡市立小呂小中学校

福岡市立小呂小中学校について

福岡市立小呂小中学校は、福岡県福岡市西区の小呂島に位置する公立の教育機関です。その歴史は1886年に始まり、以来130年以上にわたって地域の教育を担ってきました。この学校は、小学校と中学校が併設されており、地域に根ざした学びの場として知られています。

沿革

学校の歴史は1886年に小呂島の神ノ下に簡易科が設置されたことからスタートします。その後1899年には小呂尋常小学校が設立され、当初は修繕された民家での教育が行われました。

1905年には新しい校舎が小呂島13番地に開校し、さらなる発展を遂げました。1927年には校舎が61番地に移転し、1941年には小呂国民学校へと改称されます。1947年には学制改革により、小呂小学校と改名されました。

1949年には北崎中学校小呂島分校が併設され、1958年には新しい校舎が落成しました。1961年には福岡市との合併に伴い名称が変更され、1969年には中学校が独立し福岡市立小呂中学校として開校しました。1981年には現校舎が新しく開校し、2006年には小中一貫教育が発足しました。

学校の特徴

福岡市立小呂小中学校は、小規模校として地域の特性を生かした教育を行っています。2016年5月1日の統計によれば、小学校は複式学級が2クラスあり、児童数はわずか9人、中学校は単式学級が2クラスで生徒数は2人という状況です。こうした小規模な環境の中で、児童・生徒一人ひとりに寄り添った教育が実施されています。

この学校は小呂島の北部にあり、同一敷地内に小学校と中学校が併設されています。学校行事や授業などは多くが小中合同で実施されており、異年齢の交流が促進されています。地域コミュニティとの連携を大切にし、地域の行事や活動にも積極的に参加することで、地域に貢献する姿勢が評価されています。

おわりに

福岡市立小呂小中学校は、その歴史ある背景と地域に密着した教育により、地域住民から愛される学校です。小規模であることが逆に強みとなり、温かい学びの環境を提供しています。今後も地域と共に歩む教育を続けていくことでしょう。

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