福岡県庁舎

福岡県庁舎の概要

福岡県庁舎は、福岡県の行政機関が集約されている重要な施設で、福岡市博多区の東公園の一角に位置しています。この庁舎は、行政棟、議会棟、警察棟の三つの主要な部分で構成されており、それぞれが特定の機能に特化しています。

建物の構成

庁舎は以下のような構造になっています。

• - 行政棟：地上11階、塔屋1階、地下3階。この棟は県の各種業務を行う行政機関が集まっています。
• - 議会棟：議場棟は地上4階、事務棟も地上4階で、それぞれ重要な政治的業務を遂行するためのスペースが設けられています。
• - 警察棟：地上6階、塔屋2階、地下1階で、福岡県警察の業務を支えています。

建設の背景と歴史

福岡県庁舎の建設は1978年に始まり、1981年に完成しました。設計には著名な建築家である黒川紀章氏が関与し、九州の中心としての役割だけでなく、将来の行政ニーズに応えるべく設計されています。「水と緑の中の県庁」というテーマのもと、環境への配慮がなされています。全体の延床面積は162,842平方メートルで、敷地面積は79,370平方メートルに及びます。

各棟の延床面積と高さ

• - 行政棟：77,082.21m²、高さ48.20m
• - 議会棟（議場棟）：3,943.55m²、高さ29.80m
• - 議会棟（事務棟）：10,080.28m²、高さ27.85m
• - 警察棟：38,759.61m²、高さ34.95m

庁舎の機能と組織

福岡県庁舎内には、多様な行政部門が存在し、知事部局として以下の部門が設けられています。

• - 総務部
• - 防災危機管理局
• - 企画・地域振興部
• - 観光局
• - 農林水産部 など

現在、2022年4月の時点で、10部11局96課室が運営されています。各部門は福岡県民の生活に密接に関わるさまざまな施策を進めています。

アクセスと周辺施設

福岡県庁舎へのアクセスは良好で、地下鉄の馬出九大病院前駅から徒歩5分、JR吉塚駅からは徒歩10分の距離にあります。また、西鉄バスも利用でき、県庁前停留所は庁舎のすぐ近くにあります。周囲には東公園や九州大学の医学部、博多女子中学校などが点在し、地域の教育機関とも近接しています。

福岡県庁舎は、歴史的に重要な役割を果たしてきた施設であり、県政の中核を担う存在として、今後も地域を支える重要な役割を果たしていくでしょう。

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