福岡県立ひびき高等学校

福岡県立ひびき高等学校の紹介

福岡県立ひびき高等学校は、男女共学の公立高等学校で、福岡県北九州市戸畑区に位置しています。2003年に設立されたこの学校は、定時制単位制高校として、学生が自分のペースで学ぶことができる環境を提供しています。ひびき高等学校は、福岡県内の公立高校の中で、単位制高校としては2校目となります。

沿革

この学校の歴史は1928年に遡り、福岡県立戸畑実科女学校として開校しました。その後、高等女学校へと移行し、1948年には戸畑女子高等学校となった後、1949年に男女共学が導入されました。さらに、定時制課程が新設されたのち、2003年に現行の福岡県立ひびき高等学校に改称されました。

教育方針

ひびき高校の教育方針は「自助」「自敬」「信愛」であり、理想とする生徒像は「堅志勉力を持って生涯の道を進むこと」とされています。生徒たちは自らの夢に向かって進み、自分を豊かにしつつたくましく生きることが求められています。

課程と特徴

この学校は定時制単位制課程を採用しており、午前部、午後部、夜間部の3つの部に分かれています。生徒は自身の生活スタイルや進路に応じて、オリジナルの時間割を作成できます。また、学年の区別がないため、生徒は修得した単位に応じて「新入年次」「在校年次」「卒業年次」と進行します。卒業には最低76単位の取得が必要で、他校からの編入生は修得単位に基づいて在籍期間を設定できます。

学校では、基礎から発展、応用まで多様な難易度の講座が用意され、生徒は自身の学力や進路に合わせて科目を選べます。特に、音楽、美術、工芸、書道などの芸術科目を通じて深く学ぶことができ、多彩な選択肢が用意されています。また、独自の科目として「環境情報」が設置されており、国際的な環境問題への取り組みも行われています。生徒は、資格取得や検定の成果を卒業単位として活用できるため、より実践的な学びを実現できます。

学校行事

学校の年間行事は非常に充実しており、新入生の受講ガイダンスや入学式、保護者との会合、授業評価週間などが行われます。特に文化祭である「ひびき祭」や修学旅行、体験入学会など、学びの他に生徒の交流の場としても機能しています。

通学区とアクセス

地元や県内全域からの生徒に対応しており、JR九州の戸畑駅や西鉄バスでアクセス可能です。周辺には大学や他の教育機関も点在しており、学びの環境が整っています。

著名な出身者

多くの著名人がこの学校の卒業生であり、政治家や文化人、スポーツ選手など、多岐に渡る分野で活躍しています。特に、河田圭一郎や梅田彩佳、吉川貴久などが知られています。

福岡県立ひびき高等学校は、生徒が自身のペースで学び、様々な選択肢を持ちながら成長できる場を提供しており、豊かな学びの環境を整えていることが特徴です。

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