福岡県立新宮高等学校

福岡県立新宮高等学校について

福岡県立新宮高等学校は、福岡県糟屋郡新宮町緑ヶ浜一丁目に位置する県立高校であり、1976年に設立されました。普通科と理数科の2つの学科を有し、さまざまな進路に応じた教育を提供しています。略称は「新宮」で、地域に密着した学校として成長を続けています。

校の歴史

学校は1976年4月5日の開校式から始まりました。1980年にはプールが完成し、翌1985年には創立10周年を祝う記念式典が行われました。1990年には理数科が設置され、1994年には弓道場が完成、ますます多様な教育環境が整っていきました。さらに1995年にはコモンホールが完成し、20周年記念も盛大に行われました。その後、創立30周年と40周年の記念式典も行われ、学校の歴史は徐々に深まっていきました。

校長歴

歴代の校長には、初代の河田雅也から始まり、千住俊夫、安部利知、橋本睦彦、漢孝三郎、西条昌雄などが就任してきました。各校長は時代に合わせた教育方針を掲げ、学校の発展に尽力してきました。特に、近年では教育の質をさらに高めるために、多様性のあるカリキュラムが組まれています。

教育組織と方針

新宮高校は、全日制課程を提供し、普通科と理数科に分かれています。普通科では、1年次は共通のカリキュラムを学び、2年次からは理系と文系に分かれます。一方、理数科は全学年共通のカリキュラムが設けられています。教育方針として、「畏敬」「誠実」「創造」という3つの校訓が掲げられており、これらは生徒たちに対して価値ある教育を提供するための指針となっています。

学校行事

学校生活を豊かにするために、さまざまな行事が企画されています。毎年、始業式と入学式が行われる4月には、新たな学年を迎える緊張感と期待が漂います。また、新緑祭や体育祭、中間考査など、学びと楽しみの場が多数設けられています。特に冬季にはクラスマッチや修学旅行があり、生徒同士の絆を深める機会となっています。特に「歩こう祭」では、新宮高校から志賀島入り口まで約34キロを歩くイベントもあり、達成感を味わえる特別な行事です。

生徒会活動と部活動

学校の生徒たちは、積極的に生徒会活動に参与しており、さまざまな委員会や部活動が運営されています。文化部や運動部が活発に活動しており、特に男子ハンドボール部はインターハイに出場するなど、実績を上げています。文化部も多岐にわたり、ダンスや吹奏楽、茶道、科学、書道など多様な選択肢が設けられ、個々の才能を発揮する場となっています。

通学方法

生徒の主な通学手段には自転車と鉄道があり、自転車は許可制で運用されています。ただし、バイクでの通学は禁止されており、公共交通機関の利用が奨励されています。最寄りの鉄道は西鉄貝塚線やJR鹿児島本線で、駅からは徒歩でのアクセスも良好です。

著名な出身者

新宮高等学校には、著名な出身者も多数います。シューズデザイナーのミハラ・ヤスヒロ、タレントの村井範子や女優のなかじままり、俳優の佐藤寛太など、さまざまな分野で活躍する人物が卒業生として名を連ねています。

福岡県立新宮高等学校は、歴史ある教育機関として、これからも地域に貢献しながら、さらなる発展を目指しています。

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