福岡県立鞍手高等学校鞍手町立豊翔館

福岡県立鞍手高等学校鞍手町立豊翔館について

福岡県立鞍手高等学校鞍手町立豊翔館は、かつて福岡県鞍手郡鞍手町に存在した公立の定時制高等学校です。この学校は、昼間定時制という形態で運営されていました。

概要

この学校は、その歴史の中でいくつかの変遷を経験しています。設立当初は、福岡県立百合野高等学校（現在は廃校）の分校としてスタートしました。その後、福岡県立鞍手高等学校の分校となり、閉校までその形態を維持しました。本校である鞍手高校は直方市にありますが、「鞍手」という名称は、直方市が市制を施行する前に所属していた鞍手郡に由来しています。一方、鞍手分校の「鞍手」は、学校の所在地である鞍手町にちなんでいます。

この学校は、定時制高校でありながら、1958年以降は夜間部を設けず、昼間部のみを設置していました。また、二部制を採用しており、4年次の履修科目を3年次までに修得することで、3年間での卒業も可能という柔軟なカリキュラムが特徴でした。

しかし、2019年度から生徒の募集を停止し、2022年3月には最後の卒業生となる普通科2名、生活情報科6名の計8名が卒業し、その歴史に幕を閉じました。

設置学科

定時制課程には、以下の2つの学科が設置されていました。

普通科
生活情報科（家庭に関する学科）

沿革

学校の主な沿革は以下の通りです。

1950年（昭和25年）：旧県立百合野高等学校の定時制分教場として開校。
1956年（昭和31年）：鞍手高校の定時制課程に移管。
1958年（昭和33年）：昼間定時制課程のみとなる。
1969年（昭和44年）：歴代最多となる109人が卒業。
2011年（平成23年）：豊翔館に改称。
2022年（令和4年）3月：閉校。

通学区域

福岡県全域から生徒を受け入れていました。

教育方針

学校の教育方針として、以下の校訓が掲げられていました。

創造
友愛
自立

制服

閉校まで制服が導入されていました。

通学手段

最寄りのバス停留所は、西鉄バス筑豊の浪内バス停でした。

関連項目

福岡県高等学校の廃校一覧

脚注

福岡県立鞍手高等学校鞍手町立豊翔館
福岡県立鞍手高等学校

この学校は、長年にわたり地域社会に貢献してきましたが、少子化などの影響により、その役割を終えることとなりました。しかし、その教育の精神は、卒業生たちの心の中に生き続けています。

もう一度検索