福岡県道297号鱒渕八幡東自転車道線

福岡県道297号鱒渕八幡東自転車道線は、北九州市小倉南区を起点とし、八幡東区に至る一般県道であり、大規模自転車道として整備されています。総延長は約33.4km、基本幅員は2.5mで、1974年から整備が開始されました。この自転車道は、自然豊かな風景の中を走ることができるのが特徴です。

ルートの概要

起点は、小倉南区の頂吉（かぐめよし少年自然の家付近）に位置し、そこからまずは鱒渕ダムの周囲を巡ります。ダムの堰堤の高低差を解消するために、道原公園には「流線橋」と呼ばれる螺旋橋が架けられており、そこを通り紫川沿いを北上します。道原から徳吉南までの区間は、県道258号を経由します。徳吉南からは、合馬川に沿って西へ進み、合馬峠の途中からは県道61号に合流し、八幡東区の田代へと抜けます。田代からは田代川沿いを北上し、河内貯水池の西岸を巡り、河内の集落へ。その後、河内地区林道を経由して再び湖畔に戻り、河内貯水池の西岸を再び北上し、終点の上重田（西鉄バス上重田バスロータリー）に到着します。

各区間の特徴

鱒渕ダムの湖畔区間は「ます渕ダムサイクリング道路」、河内貯水池の湖畔区間は「河内サイクリング道路」として整備されています。しかし、鱒渕から河内間は自転車の通行量が少なく、合馬峠のつづら折り区間は路面の荒廃が目立ちます。また、全線にわたって県道の標識がないことも特徴です。

路線データ

起点：北九州市小倉南区大字頂吉（福岡県道258号呼野道原徳吉線交点）
終点：北九州市八幡東区豊町15（福岡県道62号北九州小竹線と県道297号が並走）

道路施設

道原サイクリングセンター - 廃止
河内サイクリングセンター

地理

通過する自治体は、北九州市（小倉南区 - 八幡東区）です。

関連情報

大規模自転車道
福岡県の県道一覧

外部リンク

北九州市道路路線網図・幅員マップ
河内サイクリングセンター概要

この自転車道は、美しい自然を楽しみながらサイクリングできる一方で、一部路面状況が悪い箇所や道標がないため、事前にルート情報を確認し、安全に走行することが重要です。

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