福岡県道62号北九州小竹線

福岡県道62号北九州小竹線について

福岡県道62号北九州小竹線は、福岡県北九州市八幡東区を起点とし、鞍手郡小竹町に至る主要地方道です。この道路は、地域住民の生活道路としてだけでなく、観光や産業の発展にも重要な役割を果たしています。

道路の概要

この県道は、北九州市八幡東区中央町交差点を起点とし、旧電車通りを経由します。その後、大蔵交差点からは片側1車線の道路となり、河内貯水池を通過する山岳路へと続きます。この区間は道幅が狭くカーブも多いため、運転には注意が必要です。また、河内貯水池周辺では、福岡県道297号鱒渕八幡東自転車道線が並行して整備されており、サイクリングを楽しむ人々にも利用されています。

さらに、八幡東区田代では福岡県道61号小倉中間線と交差します。ここから福智山山系を縦断するルートに入りますが、田川郡福智町上野までの区間は未整備となっています。福智町上野からは2車線の山道が整備され、終点の鞍手郡小竹町に至ります。

特筆すべき点として、福智町赤池地区と上野地区を結ぶ上野橋は、この路線には含まれていません。代わりに、一つ南下した赤池橋が路線に含まれており、赤池橋と上野橋の間は福岡県道22号田川直方線との重複区間となっています。

近年、この道路沿線では、コンクリート製品工場や生コンクリート工場の移転、赤池工業団地の発展により、大型貨物自動車やダンプカーの交通量が増加しています。

また、北九州市八幡東区大蔵地区では、福岡県道296号大蔵到津線とともに、都市計画道路3号線として整備が進められています。

路線データ

起点: 福岡県北九州市八幡東区中央1丁目（中央町交差点、福岡県道50号八幡戸畑線交点）
終点: 福岡県鞍手郡小竹町勝野（小竹上町交差点、国道200号交点）

歴史

1993年（平成5年）5月11日：旧建設省により、県道北九州小竹線が主要地方道に指定。

路線状況

通称: 旧電車通り
重複区間: 福岡県道22号田川直方線（田川郡福智町赤池・赤池橋交差点 - 田川郡福智町赤池・赤池交差点）

道路施設

橋梁:

河大橋（北九州市八幡東区大字大蔵）
北河内橋（北九州市八幡東区大字大蔵）
中河内橋（北九州市八幡東区河内2丁目）
水無橋（奥田川、北九州市八幡東区河内3丁目）
登吾橋（北九州市八幡東区田代町）
田代橋（北九州市八幡東区田代町）
福智橋（福智川、田川郡福智町弁城 - 赤池）
赤池橋（彦山川、田川郡福智町弁城 - 赤池）
勢田橋（鹿毛馬川、飯塚市勢田）
宮の前橋（庄内川、飯塚市勢田）
口ノ原橋（遠賀川、飯塚市口原）

地理

通過する自治体:

北九州市（八幡東区）
田川郡福智町
飯塚市
鞍手郡小竹町

交差する道路:

福岡県道50号八幡戸畑線
福岡県道61号小倉中間線
福岡県道22号田川直方線
国道200号

交差する鉄道:

山陽新幹線
平成筑豊鉄道伊田線

沿線施設:

八幡東区役所（北九州市八幡東区中央1丁目）
北九州市立大蔵小学校（北九州市八幡東区勝山1丁目）
日本ウェルネススポーツ専門学校北九州校（北九州市八幡東区勝山2丁目）
河内桜公園（北九州市八幡東区大字大蔵）
河内貯水池（同）
河内貯水池サイクリングセンター（同）
北九州市立河内小学校（北九州市八幡東区河内1丁目）
鷹取山（直方市・田川郡福智町）
上野焼窯元（田川郡福智町上野）
上野峡（同）
田川農業協同組合赤池支所 (同)
エンリッチ福智斎場（田川郡福智町弁城）
日本郵政赤池郵便局（同）
赤池工業団地（同）
福岡嘉穂農業協同組合頴田支所(飯塚市勢田)
飯塚市立頴田病院（飯塚市口原）

まとめ

福岡県道62号北九州小竹線は、北九州市と小竹町を結ぶ重要な道路であり、そのルートは多様な地形と歴史的な背景を持っています。地域住民の生活を支えるだけでなく、観光や産業の発展にも貢献しているこの道路は、今後も重要な役割を担い続けるでしょう。

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