福岡県道85号福岡志摩線

福岡県道85号福岡志摩線について

福岡県道85号福岡志摩線は、福岡市西区横浜一丁目から糸島市志摩野北に至る主要地方道です。この道路は、福岡市と糸島市という二つの地域を結び、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、福岡市西区の横浜交差点（福岡県道54号福岡志摩前原線との交点）を起点とし、糸島市志摩野北の野北交差点（同じく福岡県道54号福岡志摩前原線との交点）を終点としています。特に、元岡郵便局付近から九大新町口交差点までの区間は、九州大学伊都キャンパスへの主要なアクセス路として機能しており、「都市計画道路学園通線」の一部を構成しています。この区間は、片側2車線に拡幅され、自転車道も整備されているため、自動車だけでなく自転車利用者にも安全で快適な走行環境が提供されています。

路線データ

起点: 福岡県福岡市西区横浜一丁目（横浜交差点、福岡県道54号福岡志摩前原線交点）
終点: 福岡県糸島市志摩野北（野北交差点、福岡県道54号福岡志摩前原線交点）

歴史

福岡志摩線は、1993年（平成5年）5月11日に、建設省によって主要地方道に指定されました。この指定は、それまで県道野北前原線と県道船越元岡横浜線の一部であった区間を統合し、新たな主要地方道として再編したものです。この再編によって、福岡市と糸島市間の交通がより円滑になり、地域間の連携が強化されました。

路線状況

この道路には、他の県道との重複区間がいくつか存在します。

重複区間:
福岡県道566号大原周船寺停車場線（福岡市西区丸川1丁目 - 福岡市西区太郎丸1丁目・元岡小学校東交差点）
福岡県道507号宮ノ浦前原線（糸島市志摩馬場・馬場交差点 - 糸島市志摩松隈）

これらの重複区間は、複数の県道が同じルートを共有しているため、交通の要所となっています。

道路施設

福岡志摩線には、いくつかの橋梁が設置されており、河川や谷を安全に渡るための重要な構造物となっています。

橋梁:
玄洋橋（江ノ口川、福岡市西区）
東代地川（周船寺川、福岡市西区）
新川橋（弁天河、福岡市西区）
平石橋（火山川、糸島市）

これらの橋梁は、道路の安全性を確保するだけでなく、景観を形成する上でも重要な役割を果たしています。

地理

福岡志摩線は、以下の自治体を通過します。

福岡市（西区）
糸島市

この道路は、これらの自治体における地域交通の動脈として、住民の日常生活や経済活動を支えています。

沿線情報

福岡志摩線の沿線には、さまざまな施設が存在します。これらの施設は、地域住民の生活に密接に関わっています。

福岡市立玄洋中学校
福岡市立西都北小学校
福岡県立玄洋高等学校
福岡市立元岡中学校
福岡市立元岡小学校
志摩中央公園
* 糸島市役所 志摩庁舎（旧・志摩町役場）

これらの施設は、地域コミュニティの形成や教育、行政サービスにおいて重要な役割を果たしています。

まとめ

福岡県道85号福岡志摩線は、福岡市西区と糸島市を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在です。九州大学伊都キャンパスへのアクセス路としての機能や、沿線の様々な施設は、この道路が地域社会に深く根ざしていることを示しています。

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