福岡聖パウロ教会

福岡聖パウロ教会について

福岡聖パウロ教会は、福岡市中央区草香江に位置するキリスト教の教会で、日本聖公会九州教区の主教座聖堂としての役割を担っています。この教会は、九州地方における聖公会の中心的な存在であり、教区の運営においても重要な役割を果たしています。

歴史

1885年、英国聖公会宣教協会（CMS）の宣教師であるA.B.ハッチンソン司祭によって、福岡市地方西町に設立されました。その後、第二次世界大戦の困難な時期を経て、1954年に現在の場所である中央区草香江に移転しました。2015年には、宣教130周年を記念する礼拝が執り行われ、その歴史と伝統を再確認しました。

教会としての役割

福岡聖パウロ教会は、九州教区の主教座聖堂として、教区内の教会を統括する役割を担っています。九州教区は、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、大分県の7県を管轄しており、これらの地域における聖公会の活動を支援しています。教区事務所もこの教会敷地内に置かれており、教区の運営の中心となっています。

九州教区について

九州教区は、19の教会と1つの伝道所を擁しており、地域に根ざした活動を展開しています。福岡県には、福岡聖パウロ教会の他に、小倉インマヌエル教会、八幡聖オーガスチン教会、戸畑聖アンデレ教会など複数の教会が存在します。その他、直方、久留米、宗像にも教会があります。

その他の県においても、長崎県には長崎聖三一教会、佐世保復活教会、厳原聖ヨハネ教会、熊本県には熊本聖三一教会、大分県には大分聖公会、宮崎県には宮崎聖三一教会、延岡聖ステパノ教会、鹿児島県には鹿児島復活教会など、各地に教会があり、それぞれの地域で信仰を守り続けています。

教会と地域社会

福岡聖パウロ教会は、地域社会との連携も重視しており、隣接する草ヶ江幼稚園を通じて、地域の子どもたちの教育にも貢献しています。地域の人々にとって、信仰の場であるとともに、社会的なつながりを深める場所としての役割も担っています。

現在の状況

現在の牧師は、柴本孝夫司祭が務めています。教会は、福岡市中央区草香江2-9-22に位置しており、礼拝や様々な活動を通じて、地域の人々の心の拠り所となっています。

関連情報

• - 教区[主教]]: 現在、九州教区の主教はルカ武藤謙一第8代主教が務めています。
• - 外部リンク:

- [日本聖公会福岡聖パウロ教会（Facebook）
- 日本聖公会九州教区

福岡聖パウロ教会は、その長い歴史の中で、多くの人々の信仰を支え、地域社会に貢献してきた教会です。これからも、この地域における信仰の中心として、その役割を果たしていくでしょう。

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