福島市役所

福島市役所の概要

福島市役所は、福島市の行政を執行する組織が入る施設です。市民生活に密接に関わる様々な手続きや相談に対応しており、市民にとって重要な役割を担っています。

庁舎の歴史

福島市役所の庁舎は、その歴史の中で幾度かの変遷を経験しています。

初代庁舎焼失と仮移転: 1943年（昭和18年）に、杉妻町にあった市役所本館が火災により焼失しました。幸い、別館にあった戸籍簿や土地台帳は焼失を免れ、市役所は本町の福島ビルヂングに仮移転しました。
2代目庁舎の建設: 1952年（昭和27年）には、五老内町に2代目となる市役所本庁舎が落成しました。その後、庁舎の増築が重ねられ、1964年には北庁舎や附属舎の増築、1971年には北庁舎東側の増築、1974年には東庁舎の増築が行われました。また、1978年には分庁舎として水道局庁舎を、1992年には市史編纂室を、1993年には水道局車庫・書庫を取得しました。
新庁舎建設の計画: 2002年（平成14年）には、老朽化と手狭になった旧庁舎に代わる新庁舎の建設基本構想が作成され、2004年には設計者が選定されました。新庁舎東棟は2008年に建築が開始され、2010年11月に完成しました。
現庁舎への移転: 2010年12月には2代目庁舎での業務が終了し、2011年1月より現庁舎（3代目）東棟での業務が開始されました。東日本大震災の影響で、水道局が入っていた分庁舎が被害を受けたため、水道局も東棟に移転しました。
西棟建設の遅延: 2代目庁舎跡地への西棟（議会部門・市民利用施設）の建設は、当初2012年度に完成予定でしたが、福島第一原子力発電所事故による汚染除去が優先されたため、着工が遅れています。

新庁舎建設の経緯

旧庁舎は建設から50年以上が経過し、老朽化と手狭さが問題となっていました。そこで、旧庁舎東側の土地を拡張して新庁舎を建設することとなりました。

さくら野百貨店跡地への入居案: 2005年、福島商工会議所から、閉店するさくら野百貨店跡地ビルに入居する案が出されましたが、市議会で不採択となり、現在の場所に新庁舎を建設する方針となりました。
市道存廃問題: 新庁舎建設にあたり、旧庁舎と東側街区の間を走る市道の存廃が問題となりました。当初は道路を廃止する予定でしたが、周辺住民や商店街からの要望を受け、生活道路として存続することが決定しました。
建築基準法の影響: 改正建築基準法の影響で、構造計算に時間を要し、新庁舎の完成が予定より5か月遅れました。

所在地

〒960-8601
福島県福島市五老内町3番1号

アクセス

バス:
福島交通バス市内循環「市役所前」停留所から徒歩5分。
伊達・保原方面「市役所入口」停留所から徒歩1分。
駐車場:
約190台（周辺駐車場を含む）

支所等

福島市役所には、本庁舎の他に、以下のような支所や関連施設があります。

東口行政サービスセンター（本町・ウィズもとまち1F）
西口行政サービスセンター（三河南町・コラッセふくしま1F）
渡利支所（渡利）
杉妻支所（伏拝）
蓬莱支所（蓬莱町4丁目）
清水支所（泉）
東部支所（岡部）
東部支所大波出張所（大波）
北信支所（鎌田）
吉井田支所（仁井田）
西支所（上名倉）
土湯温泉町支所（土湯温泉町）
信陵支所（笹谷）
立子山支所（立子山）
飯坂支所（飯坂町）
飯坂支所茂庭出張所（飯坂町茂庭）
松川支所（松川町）
信夫支所（大森）
吾妻支所（笹木野）
飯野支所（飯野町）
福島市男女共同参画センター・ウィズもとまち（本町）
福島市市民活動サポートセンター（早稲町・ラヴィバレ一番丁3F）
福島市保健福祉センター（森合町）
福島市中央卸売市場（北矢野目）
福島市産業交流プラザ（三河南町・コラッセふくしま3F）

まとめ

福島市役所は、市民生活に不可欠な行政サービスを提供しています。庁舎の歴史や建設の経緯を知ることで、より市役所を身近に感じていただければ幸いです。

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