福島県営あづま陸上競技場

福島県営あづま陸上競技場

福島県営あづま陸上競技場は、福島県福島市にある多目的スポーツ施設で、主に陸上競技とサッカーに利用されています。この競技場は福島県あづま総合運動公園内に位置し、福島県が所有しています。公益財団法人福島県都市公園・緑化協会が指定管理者として運営を行っており、地域のスポーツ活動を支援しています。また、福島市に本社を置く東邦銀行が命名権を取得しており、2013年から「とうほう・みんなのスタジアム」という名称が使用されています。

歴史と利用

競技場は1994年に開場し、1995年の第50回国民体育大会のメインスタジアムとして活躍しました。その後も、地元サッカーチームの福島ユナイテッドFCがホームスタジアムとして使用しており、2014年には日本陸上競技選手権大会が開催されました。施設は、陸上競技の利便性を高めるために、2012年から2014年にかけて芝の張り替えやトラックの改修工事が行われました。

特に、2017年にはグラウンドの芝が寒さに強い西洋芝に改良されましたが、排水性の問題が残り、芝の生育が不十分との指摘を受けることとなります。2022年には再度改修が行われ、照明設備と新しい芝の張り替えが完了しました。

施設の概要

福島県営あづま陸上競技場の基本情報は以下の通りです：

• - 日本陸上競技連盟第1種公認
• - 国際陸上競技連盟（現ワールドアスレティックス）クラス2に認定
• - トラック：400m×9レーン、天然芝グラウンド
• - 収容人員：21,000人（メインスタンド：6,500人、芝生スタンド：14,000人）
• - 実際の入場可能人数は6,464人
• - フィールドサイズ：105m×70m
• - 照明設備：1,500Lxの明かりを持つ4基設置
• - 大型映像装置：高輝度フルカラーLED

この施設は陸上競技だけでなく、さまざまなスポーツイベントにも利用されています。例えば、ふくしま健康マラソンや全国中学校陸上競技選手権大会など、地域のスポーツ活動を広く支援しています。

サッカーイベント

福島ユナイテッドFCのホームスタジアムとして、2014年からはJ3リーグの試合も行われています。特に、2016年には湘南ベルマーレの試合もここで開催され、入場者数が4,501人に達しました。

また、過去にはJ2リーグや国際試合も行われており、地域のスポーツ振興において重要な役割を果たしています。2012年にはU-20女子代表の壮行試合が行われ、福島県内で初となる国際的なサッカーイベントが開催されました。

アクセスと周辺の施設

アクセスについては、J3リーグの試合が行われる際には福島駅から無料シャトルバスが運行される場合があります。また、あづま総合運動公園内には複数の駐車場があり、観客が利用しやすい環境が整備されています。

さらに、運動公園内には福島県営あづま総合体育館や福島県営あづま球場といった他のスポーツ施設も併設されており、地域全体でのスポーツ活動が促進されています。

まとめ

福島県営あづま陸上競技場は、陸上競技やサッカーなど多くのスポーツイベントの場として地域に貢献しています。歴史的な意義を持ちながら、今後も様々なイベントが開催されることが期待されており、地域のスポーツ文化を支える重要な存在となっています。

もう一度検索