福島県道260号北泉小高線

福島県道260号北泉小高線

福島県道260号北泉小高線は、福島県南相馬市原町区から小高区へと至る主要地方道です。この路線は、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしており、住民の生活や経済活動を支える基盤となっています。

路線概要

起点: 南相馬市原町区北泉字南走
終点: 南相馬市小高区上町二丁目
総延長: 12.408km
実延長: 12.343km
路線認定年月日: 1959年8月31日

バイパス・新道

萱浜工区

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた地域を通過する当路線の復興事業として、萱浜工区が建設されました。この工区は、ふくしま道づくりプラン（復興計画対応版）における『津波被災地域における復興まちづくりを⽀援する道路』として位置づけられ、2012年度から事業が開始されました。

起点: 南相馬市原町区下渋佐字仲西
終点: 南相馬市原町区雫字山畑
延長: 3.8km

2017年度末までに起点側の現道拡幅区間1.8kmが完成し、2018年3月30日には終点側の原町区萱浜字前田から原町区雫字山畑に至る新道建設区間1,626mが開通し、全線が供用開始されました。津波による浸水を防ぐため、約3mの高さの盛土の上に道路が建設されています。旧道は2018年11月9日に県道指定を外れ、市道に移管されました。

道路施設

鮭川橋: 原町区泉前字向から下渋佐字仲西に至り、二級水系新田川を渡ります。
新常盤橋: 原町区小浜字丸山から字高柴に至り、二級水系太田川を渡ります。
野馬橋:
全長：60.8m
幅員：11.0m
竣工：1989年
原町区小浜字東谷地から堤谷字谷地田に至り、二級水系太田川水系鶴江川を渡ります。
甲子橋: 小高区大井字田中前から字深町、岡田字仲川原田に至り、二級水系小高川を渡ります。

通過する自治体

南相馬市

接続・交差する道路

原町区内

福島県道74号原町海老相馬線（北泉字南走 起点）
福島県道263号下渋佐南新田線（下渋佐字仲西）
福島県道262号小浜字町線（小浜字西内）

小高区内

福島県道391号広野小高線（塚原字浜田）
国道6号（大井字深町（大井交差点））
福島県道120号浪江鹿島線・福島県道168号小高停車場線（東町1丁目 旧終点）
福島県道259号城下小高線（仲町2丁目）
福島県道120号浪江鹿島線（上町2丁目 終点）

沿線

東北電力グリーンパーク
新田川
南相馬市浄化センター
太田川
* 南相馬消防署小高分署

まとめ

福島県道260号北泉小高線は、南相馬市の地域社会と経済を支える重要なインフラストラクチャーです。震災からの復興 усилия как萱浜工区の建設は、地域の活性化に大きく貢献しています。この道路は、住民の日常生活、緊急時の避難路、そして地域間の連携を強化する上で、かけがえのない存在となっています。

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