原町区

福島県南相馬市原町区

原町区は、福島県南相馬市に位置する地域自治区で、旧原町市の市域に相当します。2006年の南相馬市発足に伴い設置されました。

概要

原町区は、南相馬市の行政の中心としての役割を担っています。旧原町市役所は南相馬市役所となり、原町区役所も兼ねています。相双地方振興局や福島民友・福島民報の支局が置かれ、相双地域における重要な拠点となっています。住所表示は「南相馬市原町区」と表記されます。

地理

原町区は、以下の地区で構成されています。

原町地区（旧原町）
大甕地区（旧大甕村）
太田地区（旧太田村）
石神地区（旧石神村）
高平地区（旧高平村）

豊かな自然に恵まれ、海岸線、平野、丘陵地帯が広がります。

歴史

2006年：原町市が鹿島町、小高町と合併し南相馬市となり、原町区が設置されました。
2011年3月：東日本大震災が発生し、原町区も大きな被害を受けました。
2011年5月：相馬野馬追の馬が警戒区域から避難しました。
2011年7月：被災者向けの情報発信のため「南相馬チャンネル」が開局しました。

教育

原町区には、以下の教育機関があります。

高等学校

原町高等学校
相馬農業高等学校

中学校

原町第一中学校
原町第二中学校
原町第三中学校
石神中学校

小学校

原町第一小学校
原町第二小学校
原町第三小学校
高平小学校
大甕小学校
太田小学校
石神第一小学校
石神第二小学校

史跡・文化財

桜井古墳：東北地方最大級の前方後方墳。
高倉文殊堂：空海が建立したと伝わる文殊堂。
泉官衙遺跡：国の史跡。
雲雀ヶ原：相馬野馬追の舞台。
長松寺
嶺神社

祭事・観光名所

相馬野馬追：国の重要無形文化財。毎年7月下旬に開催される勇壮な祭り。
雲雀ヶ原：相馬野馬追の舞台。
サマーフェスタはらまち：花火と文化の祭典。
憶・原町無線塔：解体された原町無線塔のミニチュア模型。
無線塔跡花時計：無線塔跡地に作られた花時計。
北泉海岸：サーフィンスポットとして知られる海岸。
泉の一葉マツ：樹齢400年以上のクロマツの巨木。

神社

高座神社
多珂神社

施設

南相馬市立中央図書館
復興庁福島復興再生総局南相馬支所
南相馬警察署
原町郵便局
南相馬市立総合病院
南相馬市民文化会館（ゆめはっと）
南相馬市博物館
南相馬市馬事公苑
原町火力発電所
浜地域農業再生研究センター

交通

鉄道路線

JR常磐線：磐城太田駅、原ノ町駅
常磐線特急ひたち・ときわ

主な道路

常磐自動車道：（南相馬IC）
国道6号
福島県道12号原町川俣線
福島県道34号相馬浪江線

バス路線

福島交通
新常磐交通
東北アクセス（高速バス）

道の駅

道の駅南相馬

まとめ

原町区は、歴史、文化、自然が豊かな地域です。相馬野馬追をはじめとする伝統行事や、桜井古墳などの史跡が訪れる人々を魅了します。また、震災からの復興に向けて、新たな取り組みも進められています。

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