福島県道293号江持谷田川停車場線

福島県道293号江持谷田川停車場線は、福島県須賀川市から郡山市に至る一般県道です。須賀川市大字江持を起点とし、郡山市田村町のJR水郡線谷田川駅を終点としています。

路線の概要

起点：須賀川市大字江持字菰内（福島県道233号雲水峰江持線交点）
終点：郡山市田村町大字谷田川字荒子路（JR谷田川駅）
総延長：4.097km
実延長：3.949km
路線認定年月日：1959年8月31日

重用路線

福島県道181号谷田川停車場線（田村町谷田川字荒小路～終点）

江持隧道

県道293号線上にある江持隧道は、全長22.0mのトンネルです。幅員は5.5（7.88）m、有効高は4.36mとなっています。1888年8月末に竣工された歴史あるトンネルで、須賀川市江持字鐘突田に位置し、羽黒神社が鎮座する岩山を貫いています。矩形断面の素掘りトンネルであり、建設後も1908年、1935年、1982年に拡張工事が行われ、現在に至ります。

江持隧道の建設には、佐久間亀五郎という人物が深く関わっています。1887年、当時の田村郡栃本村（現在の郡山市田村町栃本）に住んでいた佐久間亀五郎は、小野新町と須賀川を結ぶ街道の道路改良のため、羽黒神社裏手の岩山が最も薄い地点に隧道を建設することを請け負いました。工事は岩瀬郡江持村の工費負担で行われましたが、工事の遅れにより費用が不足すると、亀五郎は私財を投じて人件費を負担しました。その功績を称え、1969年には江持洞門記念碑が建立されました。

通過する自治体

須賀川市
郡山市

接続・交差する道路

須賀川市内
福島県道233号雲水峰江持線（江持字菰内 起点）
郡山市内
福島県道181号谷田川停車場線（田村町谷田川字荒小路） - 当地点から国道49号谷田川交差点に至る県道181号も地図によっては当路線として案内されることがあります。

沿線

* 谷田川

福島県道293号江持谷田川停車場線は、地域の生活を支える重要な路線であるとともに、江持隧道などの歴史的な遺産も有しています。

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