福島県道341号別舟渡線

福島県道341号別舟渡線は、福島県耶麻郡西会津町から河沼郡会津坂下町に至る一般県道です。

路線概要

起点：耶麻郡西会津町大字束松字反場
終点：河沼郡会津坂下町大字高寺船渡
総延長：8.595km
実延長：8.397km
路線認定年月日：1959年8月31日

この県道は、明治時代に三島通庸によって開削された会津三方道路が開通するまで、江戸時代から越後街道として利用されていました。特に、束松峠を越える区間は現在、車両の通行が困難な山道となっており、歩く県道としての整備が検討されています。歴史的な街道の面影を残しつつ、新たな活用方法が模索されている路線と言えるでしょう。

重用区間

福島県道151号山都柳津線（河沼郡会津坂下町束松字諏訪田～同町束松字町屋敷丙）

自動車交通不能区間

耶麻郡西会津町束松～河沼郡会津坂下町束松（延長3.6km）

冬期交通不能区間

耶麻郡西会津町束松字軽沢丁地内（延長0.5km）

これらの区間の存在が、この路線の特徴を際立たせています。特に自動車交通不能区間は、県道でありながら登山道のような様相を呈しており、注意が必要です。

地理

この県道が通過する自治体は以下の通りです。

耶麻郡西会津町
河沼郡会津坂下町

接続・交差する道路

西会津町内

国道49号（束松字反場）

会津坂下町内

福島県道151号山都柳津線 喜多方方面（束松字諏訪田）
福島県道151号山都柳津線 柳津方面（束松字町屋敷丙）
福島県道340号上郷舟渡線（高寺字船渡 終点）

これらの道路との接続により、広範囲な地域へのアクセスを担っています。

沿線

沿線には、以下の施設や河川があります。

片門郵便局
只見川

道路施設

片門橋（只見川）

片門橋は、只見川を渡る重要な構造物です。

その他

福島県道341号別舟渡線は、歴史的な背景と自然豊かな景観を持つ、魅力的な県道です。しかし、一部区間は車両通行が困難であるため、通行の際は注意が必要です。近年、歩く県道としての整備が検討されており、今後の動向が注目されます。会津地方の歴史と自然に触れることができるルートとして、その価値が見直されることが期待されます。

関連項目

福島県の県道一覧

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