福島県道35号いわき浪江線

福島県道35号いわき浪江線

福島県道35号いわき浪江線は、福島県いわき市から双葉郡浪江町に至る主要地方道です。この路線は、地域住民から「山麓線」とも呼ばれ、生活に密着した道路として利用されています。

概要

福島県道35号いわき浪江線は、国道6号と並行する主要地方道であり、いわき市と浪江町を結ぶ重要な役割を担っています。沿線地域では「山麓線」の愛称で親しまれています。

路線データ

起点：いわき市平下神谷字出口
終点：双葉郡浪江町室原字町
総延長：59.135km
実延長：57.931km

歴史

1976年4月1日：建設省告示第935号により、福島県道富岡広野いわき線の一部と富岡室原相馬線の一部が、主要地方道いわき浪江線に指定。
1976年11月16日：福島県が現行の県道路線として認定。
1993年5月11日：建設省が、県道いわき浪江線を主要地方道いわき浪江線として指定。
2011年3月11日：福島第一原子力発電所事故発生。原子力災害対策特別措置法に基づき、4月1日から広野町七曲橋から浪江町までの区間が通行止め。
2012年8月10日：楢葉町の避難区域再編に伴い、広野町七曲橋から富岡町上郡山までの区間の通行止めが解除。
2013年3月25日：富岡町の避難区域再編に伴い、富岡町上郡山から大熊町野上橋までの区間の通行止めが解除。
2014年4月1日：大熊町野上橋から国道288号交点までの区間が、事前に申請を受けた許可車両のみ通行可能に。
2015年2月28日：大熊町野上橋から国道288号交点までの区間（帰還困難区域内）の通行止めが解除（ただし、歩行者、自転車、二輪車は通行禁止）。
2018年8月2日：浪江町国道114号交点から県道253号交点までの区間（帰還困難区域内）の通行止めが解除（ただし、歩行者、自転車、二輪車は通行禁止）。
2019年9月5日：大熊町国道288号交点から県道253号交点までの区間（帰還困難区域内、国道288号重複区間を含む）の通行止めが解除。これにより、震災から8年6ヶ月ぶりに全線で通行が再開。
2020年3月4日：帰還困難区域の一部避難指示解除（居住は禁止）により、同区間内の二輪車の通行制限が解除。

路線状況

重用路線

福島県道247号片倉末続停車場線（いわき市大久町大久字矢ノ目沢 - 同市大久町大久字三艘舟）
福島県道246号折木筒木原久之浜線（いわき市大久町大久字矢ノ目沢 - 双葉郡広野町折木字南沢）
福島県道250号下川内竜田停車場線（双葉郡楢葉町上小塙字袖山川原 - 同郡同町井出字仲平）
国道288号（双葉郡大熊町野上字山神 - 同郡双葉町山田字水越）
福島県道253号落合浪江線（双葉郡浪江町井手字北川原 - 同郡同町大堀字大堀）

道路施設

いわき市、広野町、楢葉町、富岡町、大熊町、浪江町に、それぞれ橋梁などの道路施設が存在します。

地理

通過する自治体

いわき市
双葉郡
広野町
楢葉町
富岡町
大熊町
双葉町
浪江町

交差する道路

福島県道35号いわき浪江線は、以下の道路と交差します。

国道6号
福島県道41号小野四倉線
E6 常磐自動車道
福島県道245号白岩久之浜線
福島県道247号片倉末続停車場線
福島県道246号折木筒木原久之浜線
福島県道249号上戸渡広野線
福島県道250号下川内竜田停車場線
福島県道112号富岡大越線
福島県道36号小野富岡線
福島県道166号大野停車場大川原線
福島県道251号小良ヶ浜野上線
国道288号
福島県道253号落合浪江線
国道114号

沿線にある施設

福島県立聴覚支援学校 平校
楢葉町総合運動場野球場
福島県立富岡支援学校
大熊町役場 新庁舎
双葉ばら園

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