福島県道391号広野小高線

福島県道391号広野小高線

福島県道391号広野小高線は、福島県双葉郡広野町から南相馬市小高区を結ぶ一般県道です。その全長は約58kmに及び、福島県の主要地方道を除いた一般県道としては最長の路線となっています。

概要

広野町の国道6号交点を起点とし、浜通りの太平洋岸に沿って北上、南相馬市小高区に至ります。路線の大部分は国道6号と並行しており、海岸線に近い地域を通過します。

特徴

この県道は、他の路線との重複区間や、急な方向転換を余儀なくされる箇所が多く存在します。未舗装区間や通行不能区間、幅の狭い区間、急な坂道やカーブなど、走行が困難な場所も点在しています。また、本線から分岐した支線や、道路規格が大きく異なる区間が連続している場所も存在します。

沿線には多数の案内標識が設置されていますが、見落としやすい小さなものが多く、重複区間や接続する県道名のみが記載されている場合もあります。一部には国道よりも走りやすい改良区間も存在しますが、全体的には生活道路を繋ぎ合わせたような様相を呈しています。

東日本大震災による津波で大きな被害を受けた区間もあり、路線の付け替えが大規模に行われた箇所もあります。

路線データ

起点：（現道）双葉郡広野町折木字大平（国道6号 折木交差点）
（北迫工区新道）双葉郡広野町上浅見川字桜田（国道6号 桜田交差点）
終点：南相馬市小高区塚原（福島県道260号北泉小高線交点）
総延長：58.004km（未成区間含む）
重用延長：9.584km
未供用延長：0.508km
実延長：47.912km
未改良区間：5.595km
未舗装区間：0.373km
路線認定年月日：1996年3月31日

重用区間

福島県道356号広野停車場線（新道起点 桜田交差点～広野町上浅見川字桜田）
福島県道244号小塙上郡山線（楢葉町波倉字細谷～富岡町上郡山字開名古）
国道6号（富岡町上郡山字開名古～富岡町下郡山字原下）
福島県道251号小良ヶ浜野上線（富岡町小良ヶ浜字赤坂～大熊町熊川字久麻川）
福島県道252号夫沢大野停車場線（大熊町熊川字久麻川～大熊町夫沢字長者原）
福島県道254号長塚請戸浪江線（浪江町両竹字本町～浪江町棚塩字町田）
福島県道255号幾世橋小高線（南相馬市小高区浦尻字北原～南相馬市小高区浦尻字中林崎）
福島県道255号幾世橋小高線（南相馬市小高区女場字山田～小高区女場字沼田）

バイパス

北迫工区

広野町上浅見川の国道6号桜田交差点を起点とし、広野町下北迫を終点とする全長3.4kmの区間です。東日本大震災の津波で被災した地域を復興させるために、道路改良工事が行われました。

天神工区

楢葉町山田浜から楢葉町北田を結ぶ2.72kmの区間。

井出工区

楢葉町山田浜字坂下から楢葉町波倉字細谷を結ぶ3.0kmの区間。

波倉工区

楢葉町井出から楢葉町波倉を結ぶ2.265kmの区間。

毛萱工区

楢葉町波倉字細谷から富岡町毛萱字前川原を結ぶ3.2kmの区間。

浪江・小高工区

浪江町棚塩から南相馬市原町区小浜を結ぶ12.5kmの区間。

道路施設

下北迫跨線橋
岩沢川橋
子安橋
海渡橋
夫沢橋
喰津沢橋
浜野橋
西迫橋

通過自治体

福島県
双葉郡広野町
楢葉町
富岡町
大熊町
双葉町
浪江町
南相馬市小高区

周辺施設

広野海浜公園
二ツ沼総合公園
Jヴィレッジ
JERA広野火力発電所
岩沢海水浴場
天神岬スポーツ公園
東京電力福島第二原子力発電所
東京電力福島第一原子力発電所
双葉海水浴場
村上海浜公園

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