福島知春

福島 知春（福嶋 一人）

福島知春（ふくしま ともはる）は、1954年3月7日に生まれたプロ野球選手で、1995年3月15日に亡くなりました。出身地は山口県小野田市で、捕手として知られています。彼の選手時代、特に1984年以降は登録名を福嶋一人（ふくしま かずと）に変更し、プロ野球界での存在感を示しました。

来歴

福島は小野田工業高等学校を卒業した後、1972年に新日鐵光に入社しました。彼はその特異な強肩と強打を活かし、すぐに正捕手の座を獲得しました。当初のドラフトでは5位指名を受け、読売ジャイアンツに入団しました。

1977年9月24日、彼は横浜スタジアムでの大洋ホエールズ戦でプロ初出場を果たし、その後も順調に試合に出場します。1978年シーズンには、主力選手である吉田孝司が欠場した際に正捕手として活躍し、82試合に出場しました。この年の4月19日、阪神戦で初安打を記録し、同年の5月28日には初本塁打も放ちました。

福島は、巨人の強肩捕手として名を馳せ、盗塁阻止率は.633を記録しました。この記録は、1993年に古田敦也によって破られるまで、歴代1位の座を保持していました。1979年には捕手のポジションを山倉和博に譲ることになり、その結果として出場機会は徐々に減少しました。

1984年には、金銭トレードでロッテオリオンズに移籍し、登録名を本名の「知春」から「一人」に変更しました。移籍後も、袴田英利の2番手捕手として出場しましたが、1985年シーズンは一軍出場がなく、同年限りで現役を引退しました。

引退後はスコアラーとして活動し、野球界に貢献し続けました。彼の存在は、多くのファンの記憶に刻まれており、捕手としてのセンスと技術を保ちながら、選手としての素晴らしいキャリアを持つ選手でした。

成績と記録

福島の初出場は1977年9月24日で、大洋ホエールズとの対戦でした。その後、初安打を1978年4月19日に阪神タイガース戦で記録し、初打点は同年の5月6日、初本塁打は5月28日に阪神戦で打ちました。

背番号

51（1973年 - 1982年）
13（1983年 - 1985年）

関連項目

福島知春の存在は、山口県出身のプロ野球選手の中で特に際立っており、読売ジャイアンツや千葉ロッテマリーンズの選手としての記録が残されています。そのキャリアの全貌は、現在でも多くのファンに語り継がれています。

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