福江島分屯基地について
福江島分屯基地(ふくえじまぶんとんきち、JASDF Fukuejima Sub Base)は、
長崎県五島市三井楽町に所在する
航空自衛隊の基地です。この基地は、
春日基地の分屯基地として運用されており、主に
西部航空方面隊隷下の第15警戒隊が配備されています。
基地の概要
福江島分屯基地は、
福江島の最高峰である標高183mの京ノ岳山頂部に位置しています。この立地は、周囲の広範囲な空域を監視する上で非常に有利です。また、基地には
レーダーサイトが設置されており、日本の防空体制において重要な役割を果たしています。
基地内には、隊員の居住施設や業務施設、その他関連施設が設けられています。これらの施設は、基地の円滑な運営を支えています。また、基地司令は第15警戒隊長が兼務しており、部隊の指揮と基地の管理を一体的に行っています。
福江島分屯基地に隣接して、
福江島着陸場(三井楽町浜ノ畔郷)があります。この着陸場は、幅50m、長さ900mの滑走路を1本備えており、航空機の離着陸をサポートしています。緊急時の物資輸送や人員輸送の拠点としても重要な役割を担っています。
配置部隊
福江島分屯基地には、以下の部隊が配置されています。
西部航空方面隊隷下
西部航空警戒管制団
第15警戒隊:この部隊は、レーダーによる空域監視を行い、領空侵犯やその他の異常事態を早期に発見する任務を担っています。
作戦情報隊隷下
電波情報収集群
第4収集隊:電波情報を収集し、分析する任務を担っています。
基地の役割
福江島分屯基地は、周辺空域における警戒監視活動を担っており、日本の防空体制において重要な役割を果たしています。レーダーによる監視活動は、日本の安全保障に不可欠であり、常に警戒を怠ることなく任務を遂行しています。
また、
福江島着陸場の存在は、緊急時の対応能力を高めています。災害派遣や緊急物資輸送など、様々な場面での活躍が期待されています。地域住民との連携も大切にしており、地域社会との共存を目指しています。
関連情報
航空自衛隊の基地一覧:日本全国に展開する航空自衛隊の基地に関する情報が掲載されています。
西部航空警戒管制団:
西部航空方面隊の防空作戦を担う部隊です。
レーダーサイト:日本の防空を支えるレーダーサイトに関する情報です。
五島列島:
福江島分屯基地が位置する
五島列島に関する情報です。
福江島:基地のある福江島に関する情報です。
西部方面普通科連隊:
陸上自衛隊の部隊であり、
福江島分屯基地とは異なる役割を担っています。
外部リンク
*
航空自衛隊 西空エリア基地:
航空自衛隊の公式ウェブサイトでは、西空エリアの基地に関する詳細情報が提供されています。
福江島分屯基地は、日本の防衛において重要な役割を担う基地の一つです。今後も、その活動に注目が集まります。