福田将吾

福田将吾：バスケットボール指導者の軌跡

福田将吾（ふくだ しょうご、1984年1月14日 - ）は、佐賀県出身のバスケットボール指導者です。その情熱と指導力で、日本のバスケットボール界に貢献しています。

学生時代から指導者の道へ

唐津市立浜玉中学校、唐津東高等学校を経て、2004年に東京理科大学理学部数学科に入学。大学時代にバスケットボール指導者、特にNCAAバスケットボールのコーチへの道を志しました。2008年には鹿屋体育大学大学院に進学し、バスケットボール部の学生ヘッドコーチに就任。2009年の第84回天皇杯では、九州電力や福岡第一高校を破り九州予選を勝ち抜き、本戦1回戦ではJBL2部の石川ブルースパークスを破るという快挙を達成しました。インカレでは法政大学を破りベスト8入りを果たし、鹿屋体育大学を7位に導きました。

アメリカでの挑戦

2010年に鹿屋体育大学大学院を修了後、福田は再び渡米し、NAIA一部のウェストモント大学Warriorsのボランティアアシスタントコーチに就任。ゾーンディフェンスのシステムなどを提案し、チームのNAIAランキングを全米4位にまで押し上げました。また、2012-13シーズンには、全日本代表男子チームにテクニカルサポートスタッフとして参加し、アジアカップに帯同しました。

さらに、セント・ジョーンズ大学大学院でスポーツマネージメントを学びながら、学生コーチとしてチームのコーチングスタッフとなり、NCAAトーナメント進出に貢献しました。

Bリーグでの活躍

2016年、Bリーグ1部の仙台89ERSのアソシエイトヘッドコーチに就任。その後、島根スサノオマジックのアシスタントコーチとしてB1昇格に貢献しました。2019年には横浜ビー・コルセアーズのアシスタントコーチに就任し、ヘッドコーチ代行も務めました。2020年からは新潟アルビレックスBBのヘッドコーチに就任しましたが、2021年に退団。

苦難を乗り越えて

新潟アルビレックスBBのヘッドコーチ時代には、球団社長兼GMからのパワーハラスメントを受け、体調を崩すという苦難も経験しました。しかし、福田は記者会見でこの問題を公表し、チームへの復帰意思を表明。最終的には双方合意の上で契約解除となりましたが、彼の勇気ある行動は多くの人々に感銘を与えました。

現在

2021年7月、茨城ロボッツのアシスタントコーチに就任。2023年からは秋田ノーザンハピネッツのアシスタントコーチとして、新たな挑戦を続けています。

福田将吾は、その豊富な経験と知識、そして何よりもバスケットボールへの情熱を持って、これからも日本のバスケットボール界を牽引していくことでしょう。

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