福耳 (音楽ユニット)

福耳：オフィスオーガスタのスペシャルユニット

1998年、札幌のZepp Sapporo杮落しライブをきっかけに誕生したスペシャル音楽ユニット「福耳」。オフィスオーガスタ所属アーティストが中心となり、その多彩なメンバー構成と、時に全員、時に数名での活動で、音楽ファンを魅了し続けています。

結成と初期メンバー

はじまりは、1998年のZepp Sapporo杮落しライブ。杏子、山崎まさよし、スガシカオの3名で、杏子の楽曲『星のかけらを探しに行こう Again』を披露しました。このライブが「福耳」の原点となり、翌年には同曲をシングルとしてリリース。この3名を中心に活動が始まりました。

メンバーの変遷と現在の活動

2001年には、「Augusta Camp」で元ちとせが加わり、以降は複数のアーティストが参加するスタイルへ。所属事務所であるオフィスオーガスタのアーティストを中心に、個々の活動と並行して、不定期にシングルやアルバムを発表しています。しかし、メンバーは固定されておらず、参加アーティストは時代とともに変化しています。スガシカオは2011年にオフィスオーガスタを脱退したため、以降の活動には参加していません。

ユニット名の由来

「福耳」というユニークな名前の由来は、オフィスオーガスタの森川欣信社長が以前から気に入っていた言葉だそう。当初は山崎まさよし、スガシカオのソロアルバムのタイトル候補として提案されたものの、両者共に却下されました。結局、この名前は「福耳」というスペシャルユニットに転用されたという経緯があります。

参加アーティスト

「福耳」には、数多くのアーティストが参加してきました。現在のメンバーは、杏子、山崎まさよし、岡本定義（COIL）、あらきゆうこ（mi-gu）、元ちとせ、スキマスイッチ、長澤知之、秦基博、さかいゆう、浜端ヨウヘイ、松室政哉、竹原ピストルなど、実に多彩な顔ぶれです。過去には、野狐禅、サンプリングサン、MICRON’ STUFF、スガシカオ、佐藤洋介（元COIL）、村上紗由里なども参加していました。

ディスコグラフィー

「福耳」は、数多くのシングル、アルバム、ライブアルバムなどをリリースしています。オリジナルアルバム、ベストアルバム、配信限定作品など、多様な形態で作品を発表し続けています。また、トリビュートアルバムへの参加や、コンピレーションアルバムへの楽曲提供なども行っています。

メディア出演

「福耳」は、音楽活動以外にも、メディアへの出演も経験しています。例えば、2017年にはサッポロビールのCMに起用されています。ラジオ番組への出演など、音楽以外の活動にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

「福耳」は、オフィスオーガスタというレーベルの枠を超えた、スペシャルな音楽ユニットとして、その活動はこれからも続いていくでしょう。メンバーの入れ替わりや、不定期な活動ながらも、彼らの生み出す音楽は、多くの音楽ファンを魅了し続ける、かけがえのない存在です。その活動の歴史と、今後の展開にも注目したいユニットです。

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