秀島大介

秀島大介 (柔道家)

秀島大介（ひでしま だいすけ、1970年12月7日 - ）は、福岡県春日市出身の日本の柔道家。71kg級の選手として活躍し、身長は167cm。得意技は背負投。

生い立ちと柔道との出会い

小学校1年生の頃、地元のスポーツ少年団で柔道を始める。小学校4年生の時にはリトルリーグで野球にも親しむ。小学校5年生の時、更なる高みを目指し、田村亮子や中村三兄弟を輩出した東福岡柔道教室へ移籍。小学校6年生の時には、団体戦の少年少女練成大会で優勝。この勝利がきっかけとなり、中学進学と同時に上京し、講道学舎へ入門。

講道学舎での鍛錬

講道学舎での指導者、吉村和郎は非常に厳格な人物であり、秀島は高校3年生になるまでまともに言葉を交わせなかったほど。吉村は、秀島を「休ませることが難しいほどの稽古狂」と評している。弦巻中学2年生の時には、全国中学校柔道大会の団体戦で3位。3年生の時には、1年後輩の松本昌広らと共に同大会で優勝を飾る。

世田谷学園高校での活躍

世田谷学園高校に進学後、1年生の時には、1年先輩の吉田秀彦らと共に全国高校選手権で優勝。2年生の時には、国別団体対抗戦の国際高校柔道選手権大会に出場。準決勝のドイツ戦で、シュテファン・ドットとの対戦中に右肘を負傷するも、何とか勝利。決勝のフランス戦は棄権したが、チームは優勝。金鷲旗とインターハイでも優勝し、世田谷学園高校の2年連続高校3冠に貢献。全国高校選手権では準決勝で敗退し3位。3年生の時には、金鷲旗でベスト16。インターハイ団体戦では決勝で敗れ2位。個人戦軽中量級は3位。

明治大学での挑戦

1989年、明治大学に進学。怪我に悩まされながらも、1年生の時に新人体重別の71kg級で優勝。2年生の時には、世界ジュニアに出場するも3位。優勝大会では3位。正力杯では2位。嘉納杯では決勝で古賀稔彦に敗れ2位。
3年生の時には、優勝大会で吉田秀彦や松本昌広らと共に明治大学を19年ぶりの優勝に導く。4年生の時には、体重別で3位、正力杯で優勝。優勝大会では決勝で東海大学を下し、2年連続優勝。嘉納杯では優勝を飾る。

JRAから世界へ

1993年、大学の先輩である小川直也のいるJRAのサービス推進部保安企画課に所属。東アジア大会で優勝。体重別では2位となるも、世界選手権代表に選出。世界選手権では3位入賞。

1994年のドイツ国際で優勝。体重別では2位。ワールドカップ国別団体戦では3位。

1995年の体重別で優勝し、世界選手権代表に選出。幕張で開催された世界選手権では、決勝で韓国の郭大成を下し、世界チャンピオンに輝いた。

その後

1996年、アトランタオリンピック代表には選出されず、その後は目立った活躍は見られなかった。その後、母校の明治大学柔道部監督や、小川直也が設立した小川道場の師範を務めた。

主な戦績

1982年 - 少年少女練成大会　団体戦　優勝
1984年 - 全国中学校柔道大会 団体戦　3位
1985年 - 全国中学校柔道大会 団体戦　優勝
1987年 - 全国高校選手権 団体戦　優勝
1987年 - 国際高校柔道選手権大会 団体戦 優勝
1987年 - インターハイ　団体戦　2位
1988年 - 全国高校選手権　団体戦　3位
1988年 - インターハイ 個人戦　3位　団体戦　2位
1989年 - 新人体重別 優勝
1990年 - 世界ジュニア 3位
1990年 - 優勝大会　3位
1990年 - 正力杯 2位
1990年 - 嘉納杯　2位
1991年 - 優勝大会　優勝
1992年 - 体重別　3位
1992年 - 正力杯 優勝
1992年 - 優勝大会　優勝
1992年 - 嘉納杯　優勝
1993年 - フランス国際 7位
1993年 - 東アジア大会 優勝
1993年 - 体重別　2位
1993年 - 世界選手権 3位
1994年 - ドイツ国際　優勝
1994年 - 講道館杯 3位
1994年 - 体重別　2位
1994年 - ワールドカップ国別団体戦　3位
1995年 - 体重別　優勝
1995年 - 世界選手権　優勝
1996年 - ドイツ国際　7位

(出典、JudoInside.com)。

外部リンク

秀島大介 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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