私はナンバーワン

『私はナンバーワン』は、1962年1月28日から1963年9月29日まで、NET（現・テレビ朝日）系列局で毎週日曜19:00 - 19:30に放送されていた、毎日放送制作のバラエティ番組です。ロート製薬の一社提供番組であり、同社のオープニングキャッチが初めて使用された番組としても知られています。

番組の概要

この番組は、世にも珍しい腕自慢や、特殊な技能を持つ人物、あるいは各種コンクールで日本一に輝いた人物などを紹介するという、ユニークな内容で構成されていました。当時としては斬新な企画であり、視聴者から大きな関心を集めました。

司会は、当時ロート製薬の胃腸薬「シロン」のイメージキャラクターを務めていた市村俊幸が担当しました。市村俊幸の軽快な司会進行は番組の魅力の一つであり、老若男女問わず多くの視聴者に親しまれました。市村は本番組終了後も、後番組である『アップダウンクイズ』に引き続き出演し、1964年3月まで司会を務めました。

番組開始前の特別番組

レギュラー放送開始前の1962年1月14日と1月21日には、本番組の紹介のみを行う『ビッグショー』という番組が、同じNET系列局で放送されました。これは、番組開始前から視聴者の期待を高めるためのプロモーション戦略の一環であったと考えられます。

『私はナンバーワン』は、ユニークな企画と市村俊幸の司会によって、当時のテレビ界において異彩を放つバラエティ番組でした。ロート製薬のオープニングキャッチの使用開始や、後の人気番組『アップダウンクイズ』への繋ぎ役としての役割など、テレビ史においても特筆すべき点が多くあります。

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