私を球場に連れてって!

『私を球場に連れてって!』の紹介

『私を球場に連れてって!』は、スーパーまさらが原作、うみのともが作画を担当した日本の4コマ漫画です。この作品は、2017年4月号から2021年7月号まで芳文社の雑誌『まんがタイムきららMAX』に連載されていました。略称は『たまつれ』や『わた球』として親しまれています。

作品の概要

この漫画では、リアルな球団や球場をモデルにした設定が魅力的です。特に、埼玉県所沢市を舞台にしており、所沢に本拠地を置く埼玉ホワイトキャッツの試合観戦が中心に描かれます。作品の基盤は、2015年から2016年にゲスト掲載された「スタンドびより!」から派生しており、これもスーパーまさらの作品でした。とはいえ、本作はスーパーまさらとともに、うみのともによる新たな合作として生まれました。

あらすじ

物語は、高校入学初日から始まります。主人公の野原玉（のはら たま）は、埼玉ホワイトキャッツのファンである西武玲於奈（にしたけ れおな）と、福岡ファルコンズのファンである大栄春子（だいえい はるこ）の些細な喧嘩に巻き込まれてしまいます。彼女は野球の知識が全くないながらも、流れで球場に足を運ぶことになります。

観戦を通じて、タマは初めて球場の魅力や、球場飯との素晴らしい出会いを経験し、さらにレオナの近所に住むキャッツファンの丸地猫子（まるち ねこ）とも出会います。福岡への遠征や、レオナ、ファル子、猫子との日常を過ごす中で、野球への興味が次第に芽生えていく様子が描かれています。

主な登場人物

• - 野原 玉（たま）：本作の主人公で、猫子からもらった肉球モチーフのヘアピンを着用しています。性格は温厚で、年上には敬語を使います。実は過去にオールスターゲームを観戦したことがあり、栄養学や料理が得意です。
• - 西武 玲於奈（レオナ）：キャッツファンで、野球の知識が豊富ですが成績は悪いです。お嬢様育ちで、部屋は可愛らしいぬいぐるみで飾られています。
• - 大栄 春子（ファル子）：福岡ファルコンズのファンで、売り子のアルバイトを行っています。貯金をして遠征に行く姿が印象的です。
• - 丸地 猫子：近所に住むキャッツファンで、冷静かつ礼儀正しい性格。セイバーメトリクスに精通しています。

球団情報

物語に登場する球団は、実際のSリーグとPリーグの12球団をモデルにしています。埼玉ホワイトキャッツや福岡ファルコンズなど、地域ごとに特色があるチームが描かれています。

書誌情報

この作品は全4巻にわたり、芳文社から出版されました。第1巻は2018年4月26日に発売され、続く巻も同様に、読者に野球の魅力を伝え続けました。

『私を球場に連れてって!』は、野球ファンはもちろん、これから野球を知りたいと思っている人にもおすすめの作品です。作中のキャラクターたちと共に、観戦の楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索