秋山正雲

秋山 正雲（あきやま せいうん）

秋山正雲は、2003年4月29日生まれで千葉県流山市出身のプロ野球投手です。千葉ロッテマリーンズに所属し、左投げの左打ちという特性を持っています。彼は若手選手の中でも特に期待される存在として知られています。

経歴

プロ入り前

秋山は流山市立西深井小学校1年生の時にカージナルスで軟式野球を始めました。小学6年生でヤクルトスワローズジュニアに選ばれ、NPB12球団ジュニアトーナメントでプレーしました。その後、流山市立東深井中学校では硬式野球を行い、荒川シニアに所属しました。

高校は二松學舍大学附属高等学校に進学し、1年の夏からチームの一員として活躍し、1年秋からはエースとして活躍しました。特に3年の夏は、第103回全国高等学校野球選手権大会に出場し、初戦では完封勝利を収め、その後の試合でも奮闘。しかし、3回戦では惜しくも敗れました。高校時代には、弟分とも言える秋広優人選手が1学年上にいて、共に成長を見守る関係にありました。

2021年9月8日にプロ志望届を提出し、同年の10月11日には行われたプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズに4巡目で指名され、11月21日には契約を結びました。契約金は4000万円、年俸560万円となり、背番号は43番に決まりました。

ロッテ時代

2022年4月30日、秋山はイースタン・リーグで東北楽天ゴールデンイーグルス戦にてプロ初登板を果たし、好投を見せました。その後も二軍で多くの試合に出場し、先発としても経験を積むことができました。シーズンの終わりには非常に充実した内容で、14試合中4先発し、4勝1敗1セーブ・防御率2.34という成績を収めました。オフシーズンには契約を更新し、年俸560万円を維持しました。

2023年2月11日には、楽天モンキーズとの練習試合で先発として登板し、3回無失点という快投を演じました。

選手としての特徴・人物

秋山選手の最大の魅力は、最速146km/hを記録したストレートの瞬発力です。しかし、彼のボールは単なる速さだけでなく、しっかりとした制球力も要求されています。変化球としてはチェンジアップを主体に、スライダー、カーブ、カットボールも使い分けています。

彼の目標としているのは、千葉ロッテマリーンズの先輩投手、小島和哉です。小島選手が大事な試合で投げている姿を見て、彼のような選手になりたいと語っています。背番号43は小島選手から受け継いでおり、その数字には特別な意味があると感じています。

愛称は「あっきー」で、親からは三国志に由来して名付けられたそうです。父が関羽雲長と趙雲子龍から「雲」の字をとったことで、正雲という名前がつけられました。若い選手として、これからも進化を遂げていくことに期待がかかります。

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