秋田ステーションビル

秋田ステーションビル株式会社：秋田駅周辺の商業・観光拠点

秋田ステーションビル株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社（JR東日本）の連結子会社として、秋田県秋田市に本社を置く企業です。秋田支社管内の商業施設やホテルの運営を主な事業として、秋田駅周辺地域の活性化に貢献しています。

事業内容：ショッピングとホテルの2つの柱

同社の事業は大きく分けて、ショッピング部門とホテル部門の2つから構成されています。

ショッピング部門では、秋田駅直結の商業施設「トピコ」と「アルス」を運営しています。「トピコ」は幅広い世代に人気のショッピングセンターとして、そして「アルス」は個性的なショップが並ぶ商業施設として、地域住民や観光客に親しまれています。

ホテル部門では、シティホテルである「ホテルメトロポリタン秋田」の他、角館町に位置する2つの宿泊施設を展開しています。一つは、落ち着いた雰囲気の「ホテルフォルクローロ角館」、もう一つは、伝統的な古民家を改装したユニークな宿泊施設「和のゐ 角館」です。「和のゐ 角館」は、仙北市角館町の市所有の観光施設「あきた角館　西宮家」敷地内にある蔵を改修したもので、最大16名まで宿泊可能です。これらのホテルは、観光客に秋田の文化に触れる機会を提供しています。

沿革：半世紀を超える歴史

秋田ステーションビル株式会社の歴史は、1960年に「秋田ステーションデパート株式会社」として設立されたことに始まります。以来、社名変更や合併などを経ながら、事業規模を拡大し、現在に至っています。主な出来事を以下にまとめます。

1960年：秋田ステーションデパート株式会社設立
1961年：秋田ステーションデパート営業開始
1982年：秋田ターミナルビル株式会社設立
1986年：秋田ターミナルホテル（後のホテルメトロポリタン秋田）とアルス営業開始
1996年：秋田ターミナルホテルをホテルメトロポリタン秋田へ名称変更
1997年：秋田ステーションデパートをトピコへ全面リニューアル
2000年：アルスを「おしゃれかんアルス」としてリニューアル
2004年：秋田ステーションデパート株式会社が秋田ターミナルビル株式会社を吸収合併し、社名を秋田ステーションビル株式会社に変更
2015年：JR東日本グループ事業再編に伴い、ジェイアールアトリスから事業の一部を承継
2020年：古民家ホテル「和のゐ 角館」営業開始
* 2021年：ホテルメトロポリタン秋田別館「ノースウイング」開業

これらの歴史を通して、秋田ステーションビル株式会社は常に変化する顧客ニーズに対応し、地域社会に貢献する企業として発展を続けてきました。

秋田の街の顔として

秋田ステーションビル株式会社は、秋田駅周辺のランドマーク的存在として、ショッピングや観光の拠点として重要な役割を果たしています。今後も、地域社会との連携を強化しながら、秋田の活性化に貢献していくことが期待されます。多様な施設を運営することで、幅広い顧客層に対応し、秋田の魅力を発信し続けています。

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