秋田市八橋運動公園陸上競技場

秋田市八橋運動公園陸上競技場（ソユースタジアム）

秋田市八橋運動公園陸上競技場（あきたしやばせうんどうこうえんりくじょうきょうぎじょう）は、秋田県秋田市の八橋運動公園内に設けられた陸上競技場であり、さらに球技場としても利用されています。この競技場は秋田市が所有し、秋田市教育委員会スポーツ振興課およびブラウブリッツ秋田スポーツターフ事業部が運営を担っています。また、2018年より株式会社ソユーが命名権を取得し、「ソユースタジアム」（略称「ソユスタ」）という名称で知られています。

施設の機能と収容能力

競技場は日本陸上競技連盟の第2種に公認されており、400メートルの8レーンを備えた全天候型ウレタン舗装のトラックや、107メートル×71.5メートルの天然芝インフィールドを有しています。特に、サッカーの試合にも適した設計となっています。

近年では、2018年から2019年にかけて大規模な改修工事が行われ、これにはJリーグのブラウブリッツ秋田がJ2ライセンスを取得するための様々な施設改善が含まれています。新たに設置された高さ41メートルの4基のLED照明塔は、合計45灯を備えており、最大1500 Lxの照明能力を誇ります。また、650インチの大型映像装置も備えられており、観客に迫力ある映像体験を提供しています。

収容人員は、メインスタンドが8,700人、バックスタンドが4,300人、サイドスタンドが7,125人で、合計20,125人を収容可能ですが、Jリーグの試合時には一部座席が開放されないため、実際の収容人数は18,528人になります。2020年度には、利用者の意見を受けて、開放エリアをメインスタンドとホーム側サイドスタンドに限ることが予定されています。

歴史的背景

八橋運動公園陸上競技場の開場は1941年と古く、Jリーグスタジアムとしても最古の歴史を有します。その後、1961年と1981年に全面的な改修が行われ、1995年にはさらなる大規模改修が実施されました。この改修によって、Jリーグの公式戦を誘致するための条件が整いました。

1995年5月13日には、初めてのJリーグ公式戦がここで開催され、ジェフユナイテッド市原と横浜マリノスの対戦が行われました。2001年には、世界的なイベントであるワールドゲームズ2001のメインスタジアムとして利用されました。また、2019年には大型映像装置と夜間照明装置の新設が行われ、さらなる施設の充実が図られています。

Jリーグとの関連

八橋運動公園陸上競技場は、歴史あるスタジアムであるため、多くの著名な試合が開催されてきました。ブラウブリッツ秋田がJFLに所属していた時代から現在まで使用され、特に2019年からはJ2ライセンスを取得し、正式にホームスタジアムとして機能しています。これにより、観客は選手との距離が近く、サインをもらうなどのファンサービスも充実しており、地域のサッカーファンにとっては特別な場所となっています。

交通アクセスと周辺情報

この競技場へのアクセスは非常に便利で、JR秋田駅から秋田中央交通バスを利用して「文化会館・八橋球場前」で下車し、徒歩5分で到着します。また、自動車を利用する場合は、秋田自動車道の秋田中央インターチェンジから約8kmの距離にあります。競技場周辺には、秋田市八橋運動公園硬式野球場やその他のスポーツ施設も点在しています。

競技場は地域のスポーツ活動の中心として、今後も秋田市の活性化に貢献していくことでしょう。

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