秋田市民市場

秋田市民市場：秋田の食を支える歴史ある市場

秋田市民市場は、秋田駅周辺に位置する商店連合の事業協同組合です。長年にわたり、地元住民の生活を支え、「秋田の台所」として親しまれてきました。かつては秋田市外からも多くの買い物客が訪れるほどの賑わいを見せていましたが、時代の変化とともにその姿も変化しています。

市場の概要

市場の建物内には、青果、鮮魚、海産物、雑貨、精肉、日用品、衣服、食堂など、様々な個人商店がテナントとして入居しています。全盛期には、週末になると買い物客で賑わい、歩くのも困難なほどでした。しかし、買い物客の志向の変化や、近隣の商業施設（現在のフォンテAKITA、秋田西武など）への客足の移行、後継者不足などにより、出店数は減少傾向にあります。

市場の歴史

秋田市民市場は、1951年に朝倉市民市場として開設されました。初代の建物は、かまぼこのような形状の建物2つと、それらを繋ぐ建物で構成されていました。北側のかまぼこ型の建物が鮮魚・海産物のエリア、南側が青果のエリア、そして間の建物には日用雑貨店などが入居していました。一時期は、福島県のスーパー「ライオンドー」（現リオン・ドール）が日用品限定で出店していたこともあります。

しかし、建物の老朽化、テナントの減少、不衛生なトイレ、暗い内装などの問題が浮上し、建て替えの要望が高まりました。これを受け、2001年に全面的な建て替え工事を実施。営業を完全に停止することを避けるため、かまぼこ型の建物を一つずつ解体しながら工事が進められました。

リニューアル後の市場

建て替え後の市場は2階建てとなり、テナントがコンパクトにまとまりました。また、サンクス（現在はファミリーマート）やダイソーなどの店舗もテナントとして入り、普段市場を利用しない人々にも配慮したつくりとなっています。

市場のデータ

営業日：月曜日 - 土曜日
休場日：日曜日、一部の祝日
* 営業時間：5:00 - 18:00

秋田市民市場は、秋田の食文化を支える重要な存在です。時代の変化に対応しながら、これからも地元住民に愛される市場として発展していくことが期待されます。

秋田市民市場公式サイト

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