秋田県公文書館

秋田県公文書館

秋田県公文書館は、秋田県の公文書を収集・保管し、一般に公開することを目的とした施設です。公文書館法に基づき、1993年に秋田県立図書館との併設で開館しました。

概要

1993年11月2日に東北地方で最初の公文書館として開館し、公文書館制度普及のため、全国の文書館の中でも先進的な館として知られています。

秋田県公文書館の役割は、歴史資料として重要な秋田県の公文書や古文書を保管し、一般の閲覧に供することで、県民の調査・研究、政策の立案などに役立てることにあります。

所蔵史料

所蔵史料は、大きく分けて公文書と古文書の2種類があります。

公文書

明治4年（1871年）の廃藩置県から現代までに作成された秋田県の公文書を対象としています。秋田県の各機関で作成された公文書は、保存期間が終了するまで当該機関で保管されますが、保存期間満了後、直ちに廃棄されるわけではなく、秋田県公文書館に引き継がれます。

公文書館では、引き継がれた公文書を整理し、歴史資料として重要となるかを評価・選別し、廃棄または保存の判断を行います。その後、公開に支障がないか検討した上で、閲覧に供するという流れになっています。この仕組みにより、現代の公文書も将来に伝えられるようになっています。

古文書

秋田藩政に関する史料を中心に、秋田県内の地方文書など、約6万点の古文書史料を所蔵しています。これらの史料は、かつて秋田県立図書館、秋田県立博物館、秋田県庁地下書庫でそれぞれ保存されていたものが中心となっています。

秋田県公文書館では、これらの史料による調査・研究も行っているほか、一般からのレファレンスや古文書に関する相談も受け付けています。

デジタルアーカイブ

秋田県公文書館では、クラウド型デジタルアーカイブサービスを利用し、インターネット上でデジタルアーカイブを提供しています。

デジタルアーカイブ秋田県公文書館

所在地

〒010-0952 秋田市山王新町14-31（秋田県立図書館との併設）

開館時間

平日: 9:00 - 19:00
土曜日、日曜日、国民の祝日: 9:00 - 18:00

休館日

水曜日
年末年始（12月28日から1月3日まで）
館長が定める特別整理期間

交通アクセス

路線バス: JR奥羽本線・羽越本線 秋田駅西口から秋田中央交通県庁中央交通線などで「県立体育館前」下車、徒歩約2分

関連項目

公文書館法
秋田県立図書館

外部リンク

* デジタルアーカイブ秋田県立公文書館

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