秋田県立秋田南高等学校・中等部

秋田県立秋田南高等学校・中等部について

秋田県立秋田南高等学校・中等部は、秋田市仁井田緑町に位置する公立の中高一貫校です。地元では「ナンコー」や「シュウナン」といった愛称で呼ばれ、多くの卒業生が地元の国公立大学を目指しています。校章には「秋田蕗」が使用されており、地域には深く根ざした学校として知られています。高等学校と中等部が一体となった教育体制が設けられており、2016年4月に開校された中等部は、秋田県内で4校目の公立中高一貫校です。

沿革

学校の歴史は1962年に始まり、当初は秋田高校の旧校舎を仮校舎とし、正式に開校されました。以来、校章の制定や校舎の建設、学校祭の開催など、多くの出来事を経て発展を遂げています。1981年には吹奏楽部が全国大会での金賞受賞を果たし、その後も数多くの大会での出場歴を誇っています。また、近年ではスーパーグローバルハイスクールに指定され、国際交流も盛んに行われています。

教育方針

「獨立自尊」を校訓とし、自立した人間を育むことを目指しています。生徒たちは学業と部活動の両方で活躍しており、健康増進や情操教育にも力を入れています。教育課程では、高校において普通科が設置され、2年次以降に文系、理系、学術探求のコースに分かれます。また、英語科も設置されていましたが、2018年に廃止されています。

学校行事

秋田南高校では、4月の入学式を皮切りに、文化行事や運動会、修学旅行などのイベントを行っています。特に学校祭「秋南祭」は生徒たちの大きなイベントで、皆が一丸となって準備を行い、地域住民からも多くの参加者が集まります。運動会や勉強合宿など、学業と健全な体力の向上をメインテーマとした行事も充実しています。

部活動

部活動も非常に活発で、特に男子剣道部は県内での強豪として知られています。また、陸上や水泳部も全国大会出場の実績があります。文化部では吹奏楽部が特に優れた成果を上げており、全国大会においての出場回数は非常に多く、高い評価を得ています。そのほか、文芸部や放送部もコンクールで成果を上げており、さまざまなジャンルでの活動が見受けられます。

交通アクセス

アクセスに関しては、JR羽越本線の羽後牛島駅から徒歩10分の距離にあり、また秋田駅からもバスでのルートが整備されています。これにより、通学の便も良く、地元の生徒たちが安心して通える環境が提供されています。

著名な出身者

卒業生にはアナウンサーや音楽家、実業家など多様な分野で活躍する人々がいます。特に、アナウンサーの伊藤綾子や音楽家の天野正道、ロックバンドのメンバーなど、業界での影響力を持つ人物たちが名を連ねています。

このように、秋田県立秋田南高等学校・中等部は、教育、文化、スポーツにおいて多くの成果を上げている学校です。

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