羽後牛島駅

羽後牛島駅：歴史と現在

羽後牛島駅は、秋田県秋田市牛島西1丁目に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）羽越本線の駅です。その歴史は古く、大正時代に遡ります。

歴史

1921年（大正10年）7月31日：国鉄羽越北線（後の羽越本線）の駅として開業しました。当時は河辺郡牛島町に位置し、一般駅として機能していました。
1944年（昭和19年）6月：駅舎が改築され、地域の発展と共にその姿を変えていきました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本と日本貨物鉄道（JR貨物）の駅となりました。当初は駅業務がJR貨物の管轄でした。
1991年（平成3年）12月：駅東西を結ぶ歩行者用地下通路「牛島ウィロード」が完成し、地域住民の利便性が向上しました。
1992年（平成4年）2月17日：駅業務がJR貨物からJR東日本に移管され、2月24日にはホーム上に新しい駅舎が完成しました。
1994年（平成6年）3月：東北肥料秋田工場の専用鉄道が廃止され、貨物列車の発着がなくなりました。かつては、この専用線から帝国石油秋田油槽所や三菱マテリアル秋田製錬所に至る専用線も分岐し、貨物輸送が行われていました。
1999年（平成11年）3月12日：駅業務がジェイアールアトリスに委託されました。
2006年（平成18年）4月1日：JR貨物の駅が廃止され、貨物の取り扱いが正式に終了しました。
2015年（平成27年）7月1日：駅業務の委託先がJR東日本東北総合サービスに変更されました。
2016年（平成28年）3月26日：快速列車の停車駅となり、利便性が向上しました。
2023年（令和5年）5月27日：ICカード「Suica」の利用が可能となり、キャッシュレス決済が普及しました。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスが開始される予定です。

駅構造

羽後牛島駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。かつて貨物列車が発着していた側線が残されています。駅舎はホーム上に位置し、駅東西を結ぶ地下通路からアクセスできますが、バリアフリーには対応していません。

秋田駅が管理する業務委託駅であり、JR東日本東北総合サービスが駅業務を受託しています。駅には、みどりの窓口、自動券売機、簡易Suica改札機、乗車駅証明書発行機が設置されています。

旧駅事務所は、現在はJR東日本東北総合サービス秋田支店秋田用地管理事務所として利用されています。

のりば

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は794人です。

駅周辺

駅周辺には、住宅地が広がっており、地域住民の生活を支える駅として機能しています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■羽越本線

新屋駅 - 羽後牛島駅 - 秋田駅

羽後牛島駅は、地域の歴史と共に歩み、人々の生活に寄り添う駅として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

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