秦野赤十字病院

秦野赤十字病院について

秦野赤十字病院は、神奈川県秦野市に所在し、日本赤十字社神奈川県支部によって運営されている医療機関です。この病院は地域住民に対して高品質な医療サービスを提供することを使命としています。病院設立の歴史は1932年にまで遡り、地域の医療ニーズに応えるために設置された診療所から始まりました。

沿革

1932年11月、秦野町および周辺の五つの村からなる組合が、地域住民の医療を支えるために秦野町外五ヶ村組合を設立しました。この組合の元、1933年6月に秦野診療所が創立されました。そして1936年には、その診療所が秦野病院へと改称され、病院としての機能が強化されました。

1938年には、日本赤十字社に寄付移管され、秦野赤十字病院として新たにその歴史が始まりました。病床数は当初6床でしたが、1950年には43床に増加し、さらに1954年には病棟が増築され、最終的には病床数が75床となりました。これにより、病院は急性期医療の提供に向けた準備を進めることができました。

1970年には総合病院となり、1981年には227床にまで病床数が拡大しました。その後、2002年には、現在の位置に病院が移転し、より充実した医療サービスの提供が可能となりました。2010年には神奈川DMAT医療機関に指定され、災害時の医療拠点としての役割も担っています。

診療科目

秦野赤十字病院では、各種の診療科が設けられており、内科、外科、婦人科、小児科など、幅広い医療サービスを提供しています。また、訪問看護ステーションも併設し、在宅医療の充実を図っているのが特徴です。さらに、同病院はエイズ治療拠点病院としても認定されており、地域社会における身体的健康を支える重要な役割を果たしています。

医療機関の指定等

この病院は、神奈川県の災害医療拠点病院として指定されており、災害対策基本法に基づく機関でもあります。また、地域の災害時には迅速な医療支援を提供するために、神奈川DMATの指定医療機関としても機能しています。

アクセス

小田急線の秦野駅から南口のバス停で、日赤病院経由の比奈窪行きバスに乗車するか、南が丘公園行きのバスに乗車し、小原台入口で下車することでアクセス可能です。また、東名高速道路の秦野中井インターチェンジからは車で約3〜4分の距離に位置しています。

病院はその設立から84年以上にわたり、地域の医療を支えてきました。今後も秦野赤十字病院は、地域住民の方々の健康を守るために、その努力を続けていくことでしょう。

もう一度検索