秩父広域市町村圏組合

秩父広域市町村圏組合の概要

秩父広域市町村圏組合（ちちぶこういきしちょうそんけんくみあい）は、埼玉県の秩父市を中心に、秩父郡の横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町の1市4町によって設立された一部事務組合です。この組合は地域の振興や住民サービスの向上を目的に、さまざまな公共業務を実施しています。

事務所の所在地

本組合の事務所は秩父市栃谷に位置しており、地域のさまざまな事業を円滑に進めるための中心的な役割を果たしています。

主な業務内容

秩父広域市町村圏組合が行う業務は多岐にわたります。以下にその主な内容を示します。

1. 秩父ふるさと市町村圏計画の策定
地域振興のための計画を策定し、その実施に関する連絡調整を行います。

2. 地域振興事業の実施
上記計画に基づき、地域の活性化を図る各種事業を推進します。

3. 廃棄物の収集と処理
秩父クリーンセンターを運営し、適切な廃棄物処理を行います。

4. 火葬場や葬祭施設の運営
秩父斎場の設置・維持管理を通じて、葬儀や火葬に関するサービスを提供します。

5. 消防業務
地域の安全を守るため、消防事務を行っています。

6. 水道事業
平成28年4月1日から、各町の水道業務を統合し、水道局を運営しています。

組織の構成

秩父広域市町村圏組合は、組合議会と執行機関から構成されています。議会の定員は16人で、秩父市から8人、残る4町からはそれぞれ2人が選出されます。

• - 組合議会: 16人の議員から構成。
• - 執行機関: 理事会は各市町の長が理事として参加する形式を取ります。また、管理者と副管理者を組合の長から互選で決定し、会計管理者も任命されます。監査委員も設けられています。

消防部門の概要

秩父広域市町村圏組合は消防業務の重要な役割も担っています。秩父消防本部は、秩父市下宮地町に位置しています。地域は約892.64平方キロメートルで、175人の職員が消防署1カ所と分署4カ所で活動しています。

主な消防機械

消防機械には、次のような車両が揃っています。

• - 消防ポンプ自動車: 5台 (予備1台)
• - 高規格救急自動車: 10台 (予備1台)
• - 救助工作車: 1台
• - 水槽車やはしご付消防自動車なども保持し、幅広く地域を守ります。

組織の沿革

秩父広域市町村圏組合は1970年に設立され、その後数回の改編を経て、現在の運営体制が整いました。2011年以降、横瀬町の分署が移転、2012年には皆野分署と長瀞分署が統合。その後も数度にわたる調整を行い、地域の安全を確保し続けています。

まとめ

秩父広域市町村圏組合は、その設立以来、地域振興や公共サービスの向上に努め、多様な業務を通じて秩父地域の住民生活を支えています。消防業務や廃棄物処理、水道事業など、地域のインフラを支える重要な役割を果たしています。

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