程菲

程菲（チェン・フェイ）は、1988年5月29日生まれ、中国湖北省黄石出身の女子体操競技選手です。彼女は跳馬と床を得意とし、特に跳馬においては、自身の名を冠したオリジナル技「程菲跳び」（Cheng Fei）を発表したことで知られています。

略歴

程菲は1995年、7歳で体操を始め、1999年に湖北省代表チームに入りました。2001年には、13歳という若さで中国国家代表に選抜されています。彼女の家族は、父が工場労働者、母も工員という経済的に厳しい家庭であり、月収を上回る学費の捻出に苦労したそうです。

2004年のアテネオリンピックでは、中国代表として出場し、団体総合で7位、床運動で4位入賞という成績を収めました。

2005年のメルボルン世界選手権では、跳馬でオリジナルの技「程菲跳び」を成功させ、金メダルを獲得しました。これは、中国の女子選手としては初めて、自身の名前が技名として残るという快挙でした。その後、2006年と2007年の世界選手権でも跳馬を制し、3連覇を達成しました。

2008年の北京オリンピックでは、中国女子体操チームの主将に選ばれました。団体総合では、中国チームは見事金メダルを獲得しましたが、程菲自身が最も期待していた跳馬では、2本目の試技で失敗し、北朝鮮のホン・ウンジョンに敗れ、銅メダルに終わりました。平均台では銅メダルを獲得、床運動では7位という結果でした。

程菲は、自身の努力と才能によって、中国体操界に大きな足跡を残しました。彼女の活躍は、多くの人々に感動と勇気を与え、中国体操の発展に大きく貢献しました。

主な成績
2004年アテネオリンピック：団体総合7位、床4位
2005年メルボルン世界選手権：跳馬金メダル
2006年世界選手権：跳馬金メダル
2007年世界選手権：跳馬金メダル
* 2008年北京オリンピック：団体総合金メダル、跳馬銅メダル、平均台銅メダル

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