種田恵

種田 恵（たねだ めぐみ）について

種田恵は1986年9月20日に生まれ、日本の元競泳選手であり、現在は水泳指導者として活動しています。身長162cm、血液型はAB型の彼女は、特に平泳ぎでの活躍が知られています。

経歴

北海道札幌市で育った種田は、幼少期に喘息を抱えていたため、母親と共にベビースイミングを始めました。この経験が、彼女の水泳人生のスタートとなりました。幼稚園から小学2年生の途中まで静岡県で過ごし、その後は埼玉県で中学1年生まで転校を繰り返したため、多彩な経験を持つ子供時代を送りました。小学4年生から選手クラスに入り、中学時代には既にトップクラスの大会に出場し、将来の有望選手として注目を浴びるようになりました。

2002年に札幌大谷高等学校に入学後、インターハイで決勝進出を果たすなど活躍しますが、更なる飛躍には至ることができませんでした。卒業後の2005年には、日本水泳連盟からのスカウトを受けて母親と共に上京し、神奈川大学の経済学部に入学しました。

大学入学初年度の日本選手権200m平泳ぎで優勝し、その後モントリオールで開催された世界選手権の日本代表選手に選出されました。しかし、担当コーチが突然失踪し、それ以降の指導を受ける人がいなくなり、困惑する日々が続きました。そこで、彼女は新潟県のJSS長岡にいる竹村吉昭コーチに助けを求め、2007年に長岡へ転居しました。

2008年には北京オリンピックの代表選考会で100mおよび200m平泳ぎで優勝し、見事にオリンピック出場を果たしました。オリンピック本番では200m平泳ぎで決勝に進出し8位と健闘したが、100mでは予選で敗退してしまいました。また、同年には著名な写真家・篠山紀信が撮影した写真集「VENUS北京」の表紙を飾るなど、多方面で活躍が目を引きました。

2009年には神奈川大学を卒業し、大手スポーツ用品メーカーであるミズノに入社しました。ミズノ水泳部では、寺川綾に続く女性部員として、自らの競技スキルをさらに磨きながら、水泳業界に貢献する製品開発に携わりました。

しかし、2012年にはロンドンオリンピックへの出場を目指しトレーニングを続けていましたが、選手権で100mと200m共に予選で敗退。その結果、オリンピック連続出場を逃したことから現役引退を決意し、5月25日にその意向を発表しました。以降はジュニア向け水泳教室の指導など、水泳の普及活動に専念することになりました。

2019年、TBSのバラエティ番組「消えた天才」に出演し、現在は結婚し一男一女の母として、主婦業の傍らで水泳教室の指導や講演活動を行っています。彼女の豊富な経験と知識を活かし、次世代のスイマーたちを育てる活動に心血を注いでいます。

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