稲美町立稲美北中学校

稲美町立稲美北中学校

概要

稲美町立稲美北中学校（いなみちょうりつ いなみきたちゅうがっこう）は、兵庫県加古郡稲美町加古に位置する、稲美町が設置・運営する公立中学校です。地域の学齢期生徒数の増加に対応するため、既存の稲美町立稲美中学校の規模適正化を図る目的で、稲美町北部地域を主な通学区域として開校されました。地域に根差した教育活動を行っています。

沿革

本校の歴史は、昭和60年（1985年）4月6日に始まりました。これは、当時、町全体の生徒数が増加傾向にあったため、新たな教育の場を設ける必要が生じたことによります。開校から間もない昭和61年（1986年）には、学校の教育理念や生徒たちに求める姿勢を示す象徴として、校訓碑が完成し、その除幕式が執り行われました。校訓として掲げられているのは「努力」「創造」「協力」の三つです。これらの精神は、今日に至るまで学校生活の指針となっています。さらに時代は下り、平成26年（2014年）からは学校給食の提供が開始されました。これにより、生徒たちの栄養バランスの取れた食生活を支援し、健やかな成長を促す体制が整えられています。これらの歴史的な歩みを通して、本校は稲美町における中学校教育の一翼を担ってきました。

教育目標と校訓

稲美町立稲美北中学校では、校訓である「努力」「創造」「協力」を教育活動の柱としています。生徒たちは、日々の学習や様々な学校行事、部活動などを通じて、自ら目標を設定し、最後まで諦めずに取り組む「努力」の大切さを学びます。また、既存の枠にとらわれず、新しいアイデアを生み出し、自ら考えて行動する「創造」する力を養います。そして、互いに支え合い、励まし合いながら、一つの目標に向かって協力することの重要性を体得します。これらの校訓は、生徒一人ひとりが豊かな人間性を育み、将来社会に貢献できる人間に成長するための基盤となっています。

部活動

生徒たちの自主性や協調性を育み、体力や文化的な感性を高める場として、様々な部活動が活発に行われています。主な部活動は以下の通りです。

運動部

野球部
ソフトテニス部
バレーボール部
卓球部
陸上競技部
サッカー部
ソフトボール部
バスケットボール部

これらの運動部では、基礎体力や競技技術の向上を目指し、日々練習に励んでいます。大会への参加などを通して、目標達成に向けた努力やチームメイトとの連携を学びます。

文化部

吹奏楽部
美術部
科学部

文化部では、それぞれの分野における探求活動や創作活動に取り組んでいます。吹奏楽部は地域の行事で演奏を披露することもあり、美術部や科学部も展示会や発表会などを通して日頃の活動成果を発表しています。

通学区域

本校への通学が認められている区域は、稲美町内に位置する稲美町立加古小学校および稲美町立天満小学校のそれぞれの指定通学区域に居住する生徒です。これらの小学校から多くの子どもたちが進学してきます。

周辺施設

学校が所在する地域内には、稲美町立加古福祉会館をはじめとする、地域の住民が利用する公共施設も点在しています。

交通アクセス

稲美町立稲美北中学校へのアクセス方法は複数あります。主要な駅からのルートは以下の通りです。

JR神戸線 東加古川駅からは、県道383号線を北東方向へおよそ5キロメートルの距離です。車を利用した場合の所要時間は約15分程度です。
JR神戸線 土山駅からは、県道84号線を北方向へおよそ6キロメートルの距離です。こちらも車を利用した場合の所要時間は約15分程度を見込んでください。
公共交通機関を利用する場合、JR土山駅から神姫バスに乗車し、約24分で上新田バス停に到着します。バス停で下車後、西方向へ徒歩でおよそ11分（距離にして約900メートル）で学校に到着します。

これらのアクセス方法により、様々な地域からの通学に対応しています。

隣接する学校

本校の通学区域は、地理的に周辺の他の中学校の校区と隣接しています。具体的には、同一町内にある稲美町立稲美中学校のほか、加古川市に所在する加古川市立平岡中学校、加古川市立陵南中学校、加古川市立山手中学校といった学校の通学区域と境界を接しています。

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