穂高消防署

長野県安曇野市穂高消防署：地域を守る防災拠点

長野県安曇野市穂高地区に位置する穂高消防署は、松本広域消防局に所属する消防署です。豊かな自然と歴史に恵まれたこの地域において、住民の生命と財産を守るために、日々活動しています。

設立と変遷

穂高消防署の歴史は、1972年（昭和47年）にまで遡ります。豊科町、穂高町、堀金村、三郷村、梓川村の2町3村が共同で南安曇消防組合を設立したことが、その始まりです。翌1973年（昭和48年）1月、組合は本部を豊科消防署に置き、北分所（後の穂高消防署）を穂高町に、南分所を梓川村にそれぞれ新設しました。穂高消防署は、この時に誕生したのです。

その後、1993年（平成5年）3月に南安曇消防組合が解散し、同年4月には松本広域消防局が発足。穂高消防署は、松本広域消防局の一員として、現在に至るまで地域住民の安全と安心を守る活動を続けています。

消防署の役割と管轄地域

穂高消防署は、安曇野市穂高地区の防災の中核を担う機関です。具体的には、火災の消火活動、救急搬送、救助活動など、幅広い業務を行っています。管轄地域は、安曇野市穂高地区の有明、北穂高、穂高、柏原、牧といった地域を含みます。これらの地域における火災や災害への迅速な対応が、消防署の重要な使命です。

充実した設備と人員

穂高消防署には、消防活動に必要な様々な車両や設備が配備されています。消防ポンプ自動車、水槽付消防ポンプ自動車、高規格救急車、指揮広報車、そして二輪車2台など、現場の状況に合わせて最適な車両を選択し、迅速な対応を可能にしています。

これらの設備を運用する職員は、21名体制です。日々の訓練を通して高いスキルを維持し、緊急事態への対応能力を高めています。住民の安全を守るために、常に研鑽を積んでいる消防職員の献身的な活動は、地域社会の安心に繋がっています。

地域との連携

穂高消防署は、単独で活動しているわけではありません。地域住民、自治会、そして他の防災関係機関と緊密に連携することで、より効果的な防災体制を構築しています。地域住民への防災教育や、各種防災訓練の実施を通じて、地域全体で災害に備える意識を高める活動にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

穂高消防署は、安曇野市穂高地区の安全と安心を守るために、日々活動を続ける重要な施設です。長い歴史と経験、そして充実した設備と人員によって、地域住民に信頼される存在として、これからも防災体制の中核を担っていくでしょう。その活動は、安曇野市の発展と、地域住民の豊かな生活に大きく貢献しています。

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