穐山茉由

穐山 茉由：日本の映画監督・脚本家

穐山茉由（あきやま まゆ）は、1982年に東京都に生まれた日本の映画監督兼脚本家です。彼女は、感情豊かで深い人間ドラマを描くことで知られ、映画界の新しい顔として注目を集めています。

学歴と初期の経歴

大妻女子大学で被服学科を専攻し卒業後、まずはOEMメーカーでキャリアをスタートしました。その後、ファッションブランド「ケイト・スペードニューヨーク」を扱っていたサンエーインターナショナルに転職し、PRとしての経験を積み重ねます。このような経歴を背景に、彼女は映画美学校のフィクションコースに入学し、夜間と土日の時間を利用して映画制作の技術を学びました。

修了制作として作成した『ギャルソンヌ -2つの性を持つ女-』は、2017年の田辺・弁慶映画祭に入選し、彼女の映画監督としての第一歩を踏み出しました。

映画監督としての歩み

穐山の長編デビュー作である『月極オトコトモダチ』（2018年）は、MOOSIC LAB2018でグランプリを受賞し、彼女の名を一躍有名にしました。この作品は、複雑な人間関係と感情を鋭く描写したことで高く評価され、東京国際映画祭にも出品されました。

その後、2021年には自身の監督・脚本による商業映画デビュー作『シノノメ色の週末』を発表。この作品で、第31回日本[[映画批評家大賞]]の「新人監督賞」を受賞し、彼女の作家としての地位をさらに確固たるものにしました。

2022年には脚本を担当した映画『左様なら今晩は』が公開され、幅広い観客に受け入れられました。

近年の活動と未来の展望

穐山茉由は、2024年に関西テレビで放送予定のテレビドラマ『春になったら』の監督を務めることが決まっており、ますます多彩な活動を続けています。また、最近公開された映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』でも監督としての手腕を発揮しています。

作品一覧

穐山の代表作には以下のような作品があります：

• - 映画

- 『月極オトコトモダチ』（2019年） - 監督・脚本
- 『蒲田前奏曲 呑川ラプソディ』（2020年） - 監督
- 『シノノメ色の週末』（2021年） - 監督・脚本
- 『左様なら今晩は』（2022年） - 脚本
- 『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』（2023年） - 監督

• - 短編映画

- 『ギャルソンヌ -2つの性を持つ女-』 - 監督
- 『嬉しくなっちゃって』（2019年） - 監督・脚本

• - ウェブドラマ

- 『猿に会う』（2020年） - 脚本

穐山茉由は、映画という芸術を通じて人々に感動や考えさせられる作品を届ける続け、今後の活動にもますます期待が寄せられています。

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