立川らく兵

立川らく兵（たてかわ らくへい）について

立川らく兵は、落語立川流に属する真打ちの落語家であり、本名は中間剛です。彼は1977年5月8日に宮崎県宮崎市で生まれました。らく兵の出囃子は「防空音頭」で、彼の独自のスタイルを示しています。

立川らく兵の来歴

らく兵は、子どもの頃からスポーツに親しみ、小学生の時にはソフトボール部、中学校では野球部、高校ではサッカー部に所属していました。彼の落語の道は、2006年8月に立川志らくに入門したことで始まりました。この際、容姿が旧日本兵に似ているとされ、志らくから「らく兵」という名前が与えられました。2012年4月には二つ目に昇進し、少しずつその名を広げていきました。

しかし、彼のキャリアには波乱が待ち受けていました。2014年1月に飲酒問題から志らくに破門され、その後は再起を図ることになります。2015年2月に再び志らくに許され、一門に復帰しましたが、再度の失脚により亭号を剥奪され、以降は「らく兵」として活動を続けました。

師匠との関係と昇進

2019年5月、志らくが主宰する劇団の稽古に弟子が出席しなかったことが影響し、志らく門下の二つ目7人が前座に降格されるという事態が発生しました。しかし、その後は再度前座修行を経て、同年7月に二つ目に復帰しました。2021年には改めて亭号を名乗り始め、2023年9月には真打トライアルでの昇進が決定しました。

2024年5月1日には正式に真打に昇進し、同月10日には渋谷伝承ホールで真打昇進披露興行を行いました。この公演には、師匠の志らくや多くの仲間たちが参加し、彼の昇進を祝いました。

趣味や人物像

芸歴が浅かったアマチュア時代には「ケビンス亭ペイシー」という名前で活動していました。映画女優のイングリッド・バーグマンのファンでもあり、彼女の作品に感銘を受けています。また、彼の高校時代の友人が地元宮崎でバーを営んでおり、故郷のつながりも大切にしています。

立川らく兵は苦難を乗り越え、観客との絆を強めながら成長を見せている落語家の一人です。今後の活躍も楽しみにされることでしょう。

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