立川ブラインド工業

立川ブラインド工業株式会社

立川ブラインド工業株式会社は、東京都港区に本社を置く、ブラインド、天窓、ファブリック製品などを製造する大手メーカーです。1938年の創業以来、常に業界をリードし、高品質で革新的な製品を提供し続けています。本記事では、同社の歴史、製品の特徴、事業展開、そして社会貢献について詳しく解説します。

概要

1938年（昭和13年）に創業者である立川孟美が東京都台東区柳橋にて「立川工業所」を創業しました。当初は布製および木製ブラインドの製造・販売を行っていましたが、終戦後の1947年（昭和22年）に株式会社に改組してからは、木製およびジュラルミン製ブラインドに注力し、生産を拡大しました。1971年（昭和46年）に発売されたインテリアブラインド「シルキー」は、その優れた品質とデザイン性で爆発的なヒットとなり、同社はブラインド製品におけるトップシェアを確立しました。

同社製品は、「タチカワブラインド」という片仮名表記で広く知られています。ブラインドを始めとする製品の性質から、インテリア業界に属しており、アイテム数の多さも特徴です。ブラインド以外にも、天窓、ロールスクリーン、バーチカルブラインドなどのファブリック製品、アコーデオンカーテンなどの間仕切り、住宅用オーニング、カーテンレールなど、幅広い製品を取り扱っています。採光や遮光といった用途に特化した商品開発に力を入れている点が、同社の大きな特徴と言えるでしょう。

沿革

1938年5月 - 立川孟美が東京都台東区で「立川工業所」を創業し、ブラインドの製造・販売を開始。
1947年10月 - 「立川ブラインド工業株式会社」を設立。
1954年 - 本社を文京区に移転。
1957年 - 大阪営業所を開設。以後、全国各地に営業所を設置。
1960年8月 - 埼玉県北葛飾郡（現在の三郷市）に東京工場を開設。
1964年 - 家庭用の間仕切り「アコーディオンカーテン」を新発売。
1968年 - 滋賀工場を開設。東京工場を閉鎖し、滋賀工場での一貫生産体制へ移行。
1971年 - インテリアブラインド「シルキー」を新発売。
1972年 - 本社を新宿区に移転。
1973年 - 現在のロゴマークを制定（1989年にカラー変更）。
1974年4月 - 中央区銀座にショールームを開設。
1974年5月 - 新潟工場を開設。
1976年 - 本社を渋谷区に移転。富士変速機株式会社を子会社化。
1979年11月 - 札幌製作所を開設。
1980年10月 - 福岡製作所を開設。
1982年6月 - 店頭市場（ジャスダック）に株式を公開。
1983年 - 東京、大阪、名古屋など全国主要都市に支店を開設。
1987年10月 - 東証2部上場。
1989年6月 - 広島製作所を開設。
1991年11月 - 本社を港区海岸に移転。
2005年5月 - 港区三田の現社屋に本社を移転。
2015年7月 - 東証1部に指定替え。

主な製品

ブラインド
ロールスクリーン
プリーツスクリーン
ローマンシェード
ラインドレープ
バーチカルブラインド
アコーデオンカーテン
アコウオール
アズウッドペア
オーニング
カーテンレール

スポンサー番組

立川ブラインド工業は、かつて様々なテレビ・ラジオ番組のスポンサーを務めていました。ニュースステーションのミニ番組や、文化放送・ラジオ大阪のナイターオフ番組「シルキードリーム」などが代表的です。また、「夜のヒットスタジオ」の筆頭スポンサーも担当していました。近年では、番組提供は減少傾向にありますが、長年にわたり文化・情報発信を支援してきた企業として知られています。

所在地

本社 - 東京都港区三田3-1-12
新潟工場 - 新潟県阿賀野市
滋賀工場 - 滋賀県愛知郡愛荘町
札幌製作所 - 北海道札幌市西区
広島製作所 - 広島県呉市
福岡製作所 - 福岡県飯塚市

外部リンク

タチカワブラインド
* 立川ブラインド工業株式会社／TACHIKAWA CORPORATION - YouTubeチャンネル

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