立法院法

立法院法（りっぽういんほう）

立法院法は、琉球政府における立法機関、すなわち立法院の組織、権限、運営などについて詳細に定めた法律です。この法律は、日本の法令における国会法（昭和22年法律第79号）に相当するものであり、その条文構成も国会法を参考にしています。立法院法は、琉球政府の立法活動を円滑に進める上で重要な役割を果たしました。

法の構成

立法院法は、以下の章で構成されています。

第1章 招集及び開会：立法院の招集や開会に関する規定。
第2章 会期及び休会：立法院の会期や休会に関する規定。
第3章 役員：立法院の役員（議長、副議長など）に関する規定。
第4章 議員：立法院の議員に関する規定。
第5章 委員及び委員会：立法院の委員会に関する規定。
第6章 会議：立法院の会議に関する規定。
第7章 質問：立法院における質問に関する規定。
第8章 請願：立法院における請願に関する規定。
第9章 院と住民及び官庁との関係：立法院と住民や官庁との関係に関する規定。
第10章 辞職、退職及び資格喪失：議員の辞職、退職、資格喪失に関する規定。
第11章 規律及び警察：立法院の規律や警察に関する規定。
第12章 懲罰：立法院における懲罰に関する規定。
第13章 事務局：立法院の事務局に関する規定。
附則：法律の施行に関する補足規定。

法の改正

立法院法は、その制定以来、合計10回の改正が行われました。この中には、アメリカ民政府による改正も含まれており、時代の変化や琉球政府の状況に応じて、必要な修正が加えられてきました。

関連事項

アメリカ合衆国による沖縄統治：立法院法は、アメリカ合衆国による沖縄統治下で制定・施行された法律です。
琉球政府：立法院法は、琉球政府の立法機関である立法院の運営を規定した重要な法律です。

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