立田野邦清

立田野邦清（たつたの くにきよ）は、1918年4月14日に石川県石川郡（現在の白山市）で生まれ、1971年7月23日に亡くなった大[[相撲]]力士です。本名を窪川清（くぼかわ きよし）といい、立浪部屋に所属していました。身長173cm、体重115kgと、当時としては比較的均整の取れた体格でした。

人物

出身地の白山市松任から「マットウさん」という愛称で親しまれていました。右肩から当たり、右を差して前に出る取り口が特徴で、時折、投げや捻りの技も見せましたが、基本的には勝ち味の遅い、じっくりと相撲を取るタイプでした。相撲を愛し、その奥深さを追求する姿勢が、多くのファンを魅了しました。また、横綱羽黒山の土俵入りでは太刀持ちを務めるなど、その人柄から周囲からの信頼も厚かったことが伺えます。

略歴

1931年5月場所、立浪部屋（師匠は元小結の緑嶌友之助）から初土俵を踏みました。当時の四股名は石浪といいました。その後、着実に力をつけ、1940年1月場所で新十両に昇進しました。この時、四股名を立田野邦清と改めました。1944年5月場所には念願の新入幕を果たしましたが、幕内での成績は振るわず、1947年6月場所で引退しました。

主な成績

通算成績は123勝151敗（27場所）です。幕内での成績は12勝25敗（4場所）と、幕内では苦戦を強いられました。しかし、その相撲に対する真摯な姿勢は、多くのファンに記憶されています。生涯を相撲に捧げた力士と言えるでしょう。

四股名の変遷

石浪（いしなみ）: 1931年5月場所 - 1939年5月場所
立田野 邦清（たつたの くにきよ）: 1940年1月場所 - 1947年6月場所

脚注

特になし

関連項目

* 大[[相撲]]力士一覧

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