立花宗鑑

立花宗鑑

立花宗鑑（たちばな むねあき）氏は、1937年12月25日生まれの実業家であり、旧筑後柳川藩主である立花家の第17代当主です。その経歴は多岐にわたり、日本の経済界、文化振興に貢献しています。

経歴

1960年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、三井物産株式会社に入社。重機械部にて、機械やプラント関連の業務に携わりました。1975年からは豪州三井物産（シドニー、メルボルン支店）にて機械関連業務に従事し、国際的なビジネス経験を積みました。1980年には本店業務部経営企画室に勤務し、経営戦略にも関わります。1988年には日本ユニバックへ出向し、バロースとの合弁事業に携わりました。

2001年6月に日本ユニバック（後の日本ユニシス）の取締役、常務取締役関西支社長などを経て退任。同年7月には、日本ユニシスサプライ株式会社の代表取締役社長に就任しました。2004年に同社を退任後、財団法人軽井沢文化美術学院を立ち上げ、理事事務局長として公益法人の認可取得に尽力しました。さらに2013年には、財団法人立花財団を設立し、翌年には公益法人の認可を取得。立花財団は、かつての旧領である福岡県柳川市で立花家史料館を運営し、地域文化の保存・振興に貢献しています。

系譜

立花宗鑑氏の家系は以下の通りです。

父：立花和雄（海軍大将・男爵島村速雄次男）
母：立花文子（伯爵立花鑑徳の娘）
妻：利根 - 西村伊作の孫、石田アヤの娘。文化学院副学長。
長男：立花宗和（日本航空パイロット、機長を経て、執行役員運行本部長。また、慶應義塾高等学校テニス部監督も務めている。）
* 姪：立花千月香 - 柳川藩主立花家の旧邸宅を利用した観光施設「御花」社長


立花宗鑑氏は、実業界での豊富な経験と知識を活かし、文化・芸術の振興、地域社会への貢献に尽力している人物です。特に、立花家史料館の運営を通じて、歴史的価値のある資料を保存・公開し、地域文化の発展に大きく貢献しています。彼の活動は、地域社会にとって貴重な財産であり、次世代への文化継承に不可欠なものと言えるでしょう。

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