立花淳一

立花淳一：歌謡界を彩った「ホテル」の歌手

立花淳一（たちばな じゅんいち）は、1959年9月4日生まれの日本の歌謡曲歌手です。彼の名前が広く知られるようになったのは、1984年/1985年に大ヒットした「ホテル」という曲によるものでしょう。また、女優・五月みどりの3度目の夫であったことでも、世間の注目を集めました。

デビューから「ホテル」の大ヒットまで

東京都品川区出身の立花淳一は、1981年に正木一郎という芸名でRVCレコードから「帰ってきたよ」をリリースし、歌手としてのキャリアをスタートさせました。

しかし、彼の名が広く知れ渡るきっかけとなったのは、1984年にテイチクから発売された「ホテル」（なかにし礼作詞、浜圭介作曲）でした。この曲は80万枚を超える大ヒットとなり、立花淳一は1985年上半期の有線放送大賞最優秀新人賞を受賞しました。

五月みどりとの結婚、そして離婚

「ホテル」のヒットで波に乗る中、1985年には20歳年上の女優・五月みどりとの結婚が大きな話題となりました。年齢差が注目を集めましたが、残念ながら立花の浮気が発覚し、2年で離婚という結末を迎えました。

その後の活動

1988年には、韓国歌謡のカバーを集めたアルバム『立花潤一が歌う韓国メロディー決定盤』をテイチクからリリースするなど、音楽活動を精力的に続けました。その後はセンチュリーレコード、オリエントレコードへとレーベルを移籍し、レコードを発表しています。

再婚を機に、1990年代前半からは大阪に拠点を移し、関西ローカルでの活動を展開。一時期は吉本興業に所属していた時期もありました。2010年にはホリデージャパンに移籍し、芸名を川本一市と改め「人生（ゆめ）八分酒八分」をリリースしましたが、「ホテル」のイメージが根強く残っていたため、2012年3月に元の立花淳一へと名前を戻しました。

近年では、サンテレビジョンの『生×カラ!TV』などのテレビ番組にも出演し、その姿を見ることができます。

ディスコグラフィー

シングル

正木一郎
帰ってきたよ（1981年、RVCレコード）
あなたについて行く（1982年、RVCレコード）
立花 淳一
ホテル（1984年2月21日、テイチクレコード、RE-622）
ノムハムニダ～あんまりです～／哀愁のセレナーデ（1984年、テイチクレコード、RE-656）
別れ写真／もしも（1985年8月21日、テイチクレコード、RE-677）
ロマンス／別れるなら今夜（1986年、テイチクレコード、RE-712）
雪桜／あまえて欲しい（1986年、テイチクレコード、RE-735）
日陰華（1994年、センチュリー）
俺の花（1998年、オリエント）
川本一市
人生（ゆめ）八分酒八分（2010年、ホリデージャパン）

外部リンク

立花淳一 (@kawamoto0904) - X（旧Twitter）

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