竜樹諒

竜樹諒（たつき りょう）

竜樹諒は、1954年12月2日生まれ、神奈川県出身の日本の漫画家です。旧ペンネームは「たつき諒」。少女漫画を中心に、怪奇、ホラー、SFなど幅広いジャンルの作品を発表しています。

経歴

高校時代に交通事故に遭ったことがきっかけで、「家ででき、生きた証を残せ、顔を出さずに済む仕事」として漫画家を志します。出版社への持ち込みやアシスタントを経て、1975年に『月刊プリンセス』で『郷ひろみ物語』を発表し、デビューしました。

1970年代後半から夢日記をつけ始め、夢の内容を漫画のアイデアとして活用していました。その夢日記が、後に彼女の代表作となる『私が見た未来』に繋がります。

1998年に一度漫画家を引退しましたが、2022年に作家活動を再開しました。

私が見た未来

1999年に発表された作品集『私が見た未来』は、1996年に発表された表題作と、1994年から1998年にかけて発表されたホラー漫画を収録しています。この作品集の表紙に書かれた「大災害は2011年3月」という一文が、東日本大震災の発生後に大きな注目を集めました。

絶版となっていた『私が見た未来』は入手困難となり、古本市場で高騰しました。その後、2021年に加筆・修正を加えた『私が見た未来 完全版』が復刻され、ベストセラーとなりました。同書は、2022年上半期ベストセラー総合6位を獲得し、56万部を突破する大ヒットとなりました。

この作品は、夢日記に基づいて描かれた予知夢的な内容が特徴ですが、その信憑性については賛否両論があります。

作品の特徴

竜樹諒の作品は、夢や潜在意識、精神世界などをテーマにしたものが多く、独特な世界観が特徴です。また、少女漫画らしい繊細な絵柄と、怪奇的なストーリー展開が読者を魅了します。

主な作品リスト

郷ひろみ物語 (1975)
人形物語 ドールストーリー (1979)
時の中の少女 (1980)
私が見た未来 (1999)

関連情報

『私が見た未来 完全版』[飛鳥新社]]：[http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864108515.php
まんがseek - 竜樹諒：https://www.mangaseek.net/person.html?id=550

竜樹諒は、その独特な世界観と予知夢的なテーマで、多くの読者を魅了し続けている漫画家です。

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