竹下通り (福岡市)

竹下通りの概要

福岡県福岡市博多区に広がる竹下通りは、博多駅東交差点から竹下駅交差点までを結ぶ道です。この通りは国道385号や福岡県道575号、さらに市道博多駅五十川線に含まれており、その総延長は約2.9 kmに及びます。竹下通りは、博多駅から竹下駅にかけて鹿児島本線の東側に沿って整備されおり、特に竹下2丁目交差点以北のセクションは片側2車線の道路として整備されています。

この通りにおいては、市が設定した道路名の他に、博多区によって名付けられた「筑紫口通り」という別の愛称も存在しますが、筑紫口通りの全区間が竹下通りと重複しているため、実際にはこの二つの名称が同じ区間を指しています。

自転車レーンの設定

竹下通りには、自転車利用者のために設定された専用レーンがあります。音羽交差点から宮島交差点までの約750メートルの区間が対象で、2012年3月27日から運用を開始し、同年6月1日には本格運用に移行しました。自転車レーンは路肩部分に設置され、青色の舗装で視覚的にも分かりやすくなっています。特に交差点では破線状の舗装が施されており、自転車の利用者は通行しやすい工夫がなされています。

この自転車レーンを利用する場合、走行は自動車と同じ方向に進む一方通行となっており、また、引き続き歩道を徐行して走行することも可能です。バス停がある部分では、バス停が島状に設置されており、利用者は自転車レーン上の横断歩道を通過する必要があります。

通過する自治体と道路

竹下通りは福岡市の博多区を通過します。交差する道路には、空港通り（博多駅東交差点）、筑紫通り（音羽交差点）、百年橋通り（宮島交差点）、福岡県道575号山田中原福岡線（博多駅南5丁目交差点）、きよみ通り（竹下2丁目交差点）、福岡県道553号東光寺竹下春吉線（博多区竹下2丁目）などがあります。これらの道路との接続により、交通の便は非常に良好です。

沿線の施設

竹下通りには多くの施設が並び、交通の便が良いことから多くの人々が訪れます。代表的な施設として、博多駅をはじめ、ホテルセントラーザ博多、ホテルクリオコート博多、博多都ホテル、博多レオパレスホテル、ヨドバシカメラマルチメディア博多、リッチモンドホテル博多駅前などがあります。また、教育機関も豊富にあり、福岡市立東住吉中学校、福岡市立東住吉小学校、福岡市立春住小学校、沖学園中学校・高等学校などが沿線に位置しています。さらに、アサヒビールの博多工場や竹下駅も通り沿いの重要なスポットと言えます。

愛称の由来

竹下通りの名称は、博多駅の筑紫口から竹下地区に通じる道路であることを背景に1994年に設立された道路愛称事業に由来しています。この愛称は、ユニバーシアード福岡大会の開催を記念して制定されたものです。このように、竹下通りは地域の交通網の中心的存在となり、住民や観光客にとっても重要な役割を果たしているのです。

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